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19991108  究極の耳掻き

 インターネットを使った初めての買い物は耳掻き棒$${^{*1}}$$だった。「快太郎$${^{*2}}$$」という商品名で副題として「超快感耳掻き棒」とあった。こんなことを書かれたらどんな快感が得られるのだろうと思わず買ってしまった。

 すす竹$${^{*3}}$$製のさじ耳掻きと梵天$${^{*4}}$$耳掻きの二本セットになっている。一本で片方がさじ、反対側が梵天という素人仕様ではない。床屋で使うような職人仕様である。そしてさじの部分の大きささじの厚さが絶妙な出来である。よく観光地の土産物にあるような片方に小さなこけしや達磨が付いた耳掻きとはわけが違うのである。特にさじの部分の厚さは耳垢を取るのに最適な厚さを実現し、なおかつ耐久性に優れている。普通に売っている耳掻きでは厚すぎて耳壁を何度も擦らないとうまく耳垢を取ることが出来ない。又金属製の耳掻きはさじの部分を最適の厚さにすることが出来るが、使い始めがひんやりとしていて真夏はいいが寒い季節は使いづらい。

 とにかくこれを使ったら他の耳掻きは使えない。商品の説明書には梵天が主役であると書いてあったが、大きな耳垢がごっそり取れたときほど嬉しいものはない。これは湿った耳垢の人には分からないうれしさであろう。

 医学的には$${^{*5}}$$耳垢は自然に排出されるので耳掻きは必要ではないそうだ。やりすぎは耳壁を傷つけるので注意が必要である。

*1 耳かきこしょこしょ
*2 Welcome to Futaba Web
*3 JPEG 画像 480x640 ピクセル
*4 快太郎と既製品比較
*5 ようこそ診察室へ

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