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20010123 ああ勘違い

 何となく日本語のような外国語の単語がある。以前にもそんなことを話題にしたことがある$${^{*1}}$$。

 スクリーン印刷$${^{*2}}$$に使うゴム製のヘラのようなものを「スキージ」という。英語で「squeegee」と綴る。8文字中4文字が「e」という非常に珍しい英単語$${^{*3}}$$である。この「スキージ」が何となく日本語のような感じがする。「すきいじ」と書いてもあまり違和感がないような気がするのだ。

 カンチレバーもそうである。「cantilever」と綴る。発音は「キャンタリーバ」らしいが、日本では「カンチレバー」と発音する。片持ち梁$${^{*4}}$$のことである。片持ち梁とは片方だけが固定された梁のことである。英語の「cantilever」の語源は定かではないらしい。この「カンチレバー」を「感知レバー」と思っている人は少なくないのだ。「lever」には「てこ」の意味があるので余計勘違いしやすい。

 逆に純日本語なのに外国語と勘違いされている単語もある。腕時計の針を合わせるつまみのことである「竜頭」や筋肉トレーニングで使う「鉄唖鈴」等がそうである。「リューズ」とか「鉄アレー」と表記されている場合がある。

*1 20000604 片仮名
*2 スクリーン印刷関係専門用語集
*3 19991207 My name is Q
*4 一様断面片持ち梁等分布荷重のたわみ計算

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