見出し画像

20041011 ハープシコード

 浜松の楽器博物館$${^{*1}}$$に行った。館内$${^{*2}}$$に入場して、入り口近くの展示品を何となく眺めていたら、すぐ近くで人垣ができだした。その人垣はハープシコード$${^{*3}}$$の周りにできていた。何だ何だと思いながら寄っていくと演奏が始まった。

 バッハ$${^{*4}}$$の二声のインベンション$${^{*5}}$$の1番$${^{*6}}$$だった。ハープシコードの生の演奏$${^{*7}}$$でこの曲を聴くのは初めてである。ピアノでもこの曲の生演奏は聴いたことはない。自分の横で聴いていた上の娘に「早くこの曲が弾けるようになれ」と肘で突いた。ピアノを習わせているのは家でこの曲の生演奏を聴くためである。

 演奏の後、ハープシコードに関する説明が始まった。ハープシコードとチェンバロとは同じ意味$${^{*8}}$$であるということ、弦を引っかいて音を出している$${^{*9}}$$ことなど。驚いたのは弦を引っかく爪$${^{*10}}$$はカラスの羽根の軸でできているということであった。何となく金属製の爪で引っかいていると思っていた。

 それにしても何故カラスなのだろう。説明ではカラスの羽根が一番適していると言うことであった。

*1 浜松市楽器博物館
*2 浜松市楽器博物館
*3 KAWAI ピアノ歴史資料室:ハープシコード
*4 20010705 Bachの読み方
*5 20031224 二声のインベンション
*6 Two-part Inventions-Invention No. 1
*7 harpsichord.jpg
*8 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: チェンバロ
*9 Harpsichord vs. Pianoforte
*10 Harpsichord Action

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?