完璧な休日

今日は昼ごろまで、家事などしつつ、ゆったりと過ごした。
ここしばらく、目が炎のマークになっちゃうような日々（おりゃーー！！って感じ）だったので、何にも焦ることなく過ごせることの喜びを感じていた。そういう時ってお布団を干したくなる。忙しくなると、お布団を干すのが後回しになりませんか？ついでにシーツなんかも全部洗ってスッキリ。

本棚の本をきれいにならべかえるという、それこそ時間がたっぷりないとできないようなこともした。これがまた、とても気持ちいいのです。

お昼ごはんのあと、「さあ何しよう」と考えた。お天気もすごくいいし、どこかにのんびり出かけよう。色々いきたい場所はあったけど、一つだけにしよう。今日はそれがいいなと思った。

電車を乗り換えて30分くらいでいけそうな、本屋さんにいくことにした。自転車でも行けそうだったけど、帰りがしんどそうだな・・・と思って電車にした。今日はとにかく、甘やかしの日なのでいいんです。

干していたお布団を取り込んで、髪を巻いたりなんかしてゆったり出発。

お目当ての本屋さんにはわたしと店員さんの2人だけ。窓からの日差しで明るい店内で、じっくりじっくり本を手に取ってみる。カフェが併設されている本屋さんなので、そこで本を買ってお茶しながら読んで帰ろうと思っていた。本を選んでいる途中に、「あ、そうだ。あの本が読みたいんだった」という本を思い出す。この本屋さんなら置いてそうだ、と思うジャンルだったので、探してみたけれど、どうやらここには置いていない。
それならば、いつも読まなそうな本をあえて選んで読んでみる日にしようか、とも思ったけど、それにしてはぴんとくる本が見当たらない。

無理に選ぶのもなあ、ここでお茶するのはまた今度にしよか、と思って本屋さんを出た。

このまま帰ろうと思ったのだけど、さっき手に取った本の何かでカレーが目に入ったようで、無性にカレーが食べたくなった。しかも今日は誰かと食べたい気がする。
・　・　・　

ふと、Sちゃんが浮かんだ。なんだかすごく会いたくなった。ちょうどこの間「17時に仕事が終わるから、それまでに連絡をくれたら当日でもご飯行ける！」ということを聞いていた。その時の時刻16時30分。間に合う！！SちゃんにLINEしてみる。もしSちゃんがご飯に行けなくても、1人で行けばいいか、と思って梅田に向かう。

向かっている途中、Sちゃんはカレーが嫌いだということを思い出した。じゃあ、焼き鳥にしよう。焼き鳥も食べたいし、Sちゃんも好きなはず。1人でご飯行くことになったらカレーにしよう。

梅田に着いて阪急百貨店で、とある人へのプレゼントを考える。とてもいい物を見つけた。今度買いにこよう。久しぶりにのんびり、お洋服などを見ていると、Sちゃんから返信が来て「いける！」とのこと。30分後、無事に合流。

わたしが「焼き鳥が食べたい」と言うと、Sちゃんが「え、◯◯（焼き鳥店の名前）いく？」と目を輝かせて言う。「うん！そこがいいと思ってた！」と言うと、Sちゃんが「すごい！！」とすごく喜んでくれた。なぜかと言うと、昨日、Sちゃんは彼氏に「◯◯（その焼き鳥店）に行きたい」と言ったら、「遠いから今日はやめよう」と言われて行けなかったらしいのだ。
そんな偶然ってある？最高じゃん！！ということで2人で大喜び。さらに焼き鳥屋さんに向かう道中、わたしもSちゃんも
①今日はすごく目が痛い
②舌に口内炎ができていてすごく痛い
という共通点が2つもあることも判明した。今日は絶対にSちゃんに会うべき日だったんだと確信した。

焼き鳥店はいつも混んでいるのだけど、スッと入れた。これもまたすごい。いろんなおしゃべりをしながら、美味しい焼き鳥を食べたあと、かずさん（わたしの旦那さん）のバーへ向かった。Sちゃんとご飯に行くことも、かずさんに言っていなかったので「びっくりするかな〜？」と2人でにやにやしながら向かった。
バーに着いてわたしの顔を見ると、かずさんがすごくびっくりしている。やった！びっくりさせた！と思っていたら・・・わたしもびっくりした。
いつも仲良くさせてもらっている、ご近所のKくんがカウンターに座っている！！え？！？！のあとに、わたしもかずさんもKくんも大笑い。
なんとわたしがここでKくんに会うのは２回目。
そしてKくんがこのバーに来たのは今日が２回目。つまりKくんのバーに来る日、２回ともわたしが行く日とかぶった・・・！

そんなことってあるんでしょうか。（ちなみにKくんの奥さんのYさんが初めてバーに来た時も、わたしは偶然居合わせました。すごすぎる。）

わたし自身もかずさんのバーにいくのは２ヶ月に１回くらいなので、これは本当にすごいことなのです。

Kくん、Sちゃん、わたし、かずさんでおしゃべりして、他にも面白かったのは
①Kくんもバーに来る前、焼き鳥を食べていた
②KくんもSちゃんも故郷が広島で、割と近かった
ということです。

あまりにもいろんな偶然が重なって、今日わたしがSちゃんとご飯に行くことは必然だったなと思いました。あの本屋さんに行ったことも、欲しかった本がその本屋になかったことも、必然でした。

そしてSちゃんとバーを出て、「バイバイ〜」の後、1人で駅の本屋さんに寄ったら、あの本屋さんになかった本があったので、買って帰りました。

何一つ、過不足なく、一点の曇りもなく、完璧な休日を過ごしたので、ここに記録したいと思いました。

そしてこんなにも「必然」としか言いようのない日を過ごせたことがとてもうれしいのです。そういう時って、いい流れに乗っているんだなと思います。

明日から11月。ものすごく頑張れそうです。
きっといい１ヶ月になります。

おしまい。