ノートPC貸与の案件お断りにします
私はフリーランスとして自宅で仕事をしているので、私用PCで仕事をすることが多いのですが、たまに「私用PCでの業務はNGなので、弊社から貸与するノートPCで業務をしてほしい」という案件があります。今まではこういう案件もお受けしていたのですが、今後は基本的にお断りしようと考えています。
なぜノートPCを貸与されるのか
一つは、クライアントの情報セキュリティポリシーに基づく場合です。正社員の私用PC業務がNGというのはどこの企業もそうですが、中には、業務委託先に対してもNGを課しているケースがあります。
もう一つは、個人情報が見えてしまう業務の場合です。私が手がけるMA・CRM・SFA領域の仕事だと、以下のようなケースで、個人情報が見えてしまうことがあります。
私自身が個人情報をアップロードしたり、データを修正する業務を行うことはほぼ無いのですが、私用PCから情報漏えいするリスクは0ではないため、ノートPCを貸与されることがあります。
※ここは企業によって対応がまちまちです。私用PCでOKという企業、私用PCでOKだがGoogle Authenticatorなどで二段階認証をかける企業、貸与PCかつIP制限をかける(私の自宅のWifi以外からアクセスできなくする)という企業もあります。
なぜノートPC貸与をお断りにするのか
一つは、自宅にノートPCが増えすぎてしまい、業務効率が下がるのを防ぐためです。
例えば、クライアントA〜Dは私用PCで、クライアントEだけは貸与PCで仕事するとしましょう。この場合、私は私用PCを開いて仕事をしながら、貸与PCの画面も開いておかなくてはなりません。クライアントEのSlackやメールなどで連絡が来ても、私用PCでは気付けないためです。逆に、貸与PCを開いて仕事をしている最中は、私用PCの画面も開いておく必要があります。このように、複数のノートPCに気を遣いながら仕事をしなくてはならないため、業務効率が下がるのです。
PC貸与の案件が2つ以上になると、さらに状況が悪化します。過去、PC貸与の案件を2つ受けていたときがあるのですが、私用PC・貸与PC2台と、合計3台のPCの画面を開いたまま仕事をしなくてはならず、実にストレスがたまったものです。
もう一つの理由は、自宅以外での仕事がしづらくなるためです。
例えば、私は今年7/2から小笠原諸島に3週間ほど行く予定です。私用PCを持参して、仕事しながら観光をする予定なのですが(いわゆるワーケーションですね)、貸与PCが何台もあると荷物が多くなるので、これがしづらくなるのです。あと、旅行先に貸与PCを持って行くと紛失リスクや漏えいリスクがあるのもネックですね。
このような理由から、今後はノートPC貸与の案件をお断りにしようと考えています。私用PCでもOKという企業はぜひお仕事しましょう。
私のフリーランスの仕事については下記の記事をご覧ください。
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