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2016年5月の記事一覧
養鶏場惑星 #1#2
1。 「お気に入り」を待つ間に
僕の背後には上下の方向に湾曲した青空がある。未だかってその空に落ちた奴はいない。
丁度その見栄えは、魔法瓶の蓋を開けて中を覗き込んだあの感じだ。
そして僕がこれから行こうとしてるステーションは、世界の突き当たりにある。
ああ、これは言い方が正確じゃないな。ステーション自体が、水平方向に果てしなく広がっている環状の「世界の果て」なんだから、、。
僕
養鶏場惑星 #3#4
前章 https://note.mu/zainitinihonjin/n/n6244cab431ce
3。 フィスト
改札口前で出会った考え屋の言葉を突然思い出した。
『噴射口が閉じきらない内に、自分の肩口まで奥深く腕を突っ込むんだ。そしてその手でアストレインの内壁を掴む。』
どうして、それを思い出したのか、、。
信じられない事に今、僕の目の前にあの「お気に入り」があるからだった!
お