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オフィス家具製造会社 スチールケース 貸借対照表分析
株の分析をしていく記事を毎日投稿しています。
今回はスチールケース(SCS)です。
基本情報
1912年に創業。当時から、ユーザーの立場に着眼した商品デザインを目指し、耐火性を重視した鉄製のごみ箱、ファイル用キャビネットや金庫を取り扱っていた。
1914年に経営の多角化を開始し、オフィス家具の分野に進出。木製家具が主流だった時代に、鉄製の机などの家具を売り出し、オフィス家具のメーカーとして知られるようになる。以降、オフィス家具のメーカーとして成長する。
鉄製だけでなく、木製家具にも力を入れており、欧米では、オフィス用家具の分野で売上げ世界一のシェアを誇る。
オフィス家具の製造のみならず、ワークプレイスのコンサルティング分野においても注力しており、グローバルトレンドのリーダーとして知られている
※Wikipediaコピー
貸借対照表
現金
総資産2500億のうち500億が現金なので現金比率20%です。
さらに、今持っている現金で長期負債を一括返済でき、これだけで買いたくはなりませんが、ある程度優良なことが分ります。
ここ15年間で現金は300億から500億にしか増えていので貯める能力はありません。
在庫
在庫は200億なので在庫比率は8%です。
家具業界の企業と比べて少し高い程度なので問題視するレベルではありません。
総資産
総資産は2500億なのでROAは8%とS&P500の平均3%と比べ相当な収益率を誇っています。
ですが、ここ15年間で1.5倍しか増えていません。
なので、利益を資産に変える能力ないようです。
長期負債
純利益をすべて長期負債の返済に使ったとすれば2年で返済できますし、現金で一括返済できます。
まずこのことから借金返済に苦しめられることはありません。
なので、潰れる確率は非常に低いといえます。
内部留保
内部留保をよく知らない人のために説明しておくと内部留保は貯金ではありません。
多少簿記の知識がある人ならわかると思いますが、内部留保とは経費と株主に償還するお金を差っ引いたお金の合計
つまり内部留保が成長している企業は相当な収益力があり優良企業な可能性が高いです。
内部留保はここ15年間で10%程しか上昇しておらず、収益力は非常に低いといえます。
自己資本
自己資本比率は40%高くその理由は長期負債の低さによるものです。
自己資本比率が35%を超えている企業で潰れることはめったにないので、この企業は優良財務の部類に入ります。
ROE(自己資本利益率)は20%と最高峰ではないですが、高い方です。
貸借対照表の評価
スチールケースの貸借対照表は優良ですが、成長が少ないため総合的には悪いです。
なので、スチールケースの10段階評価は4です。
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