1.朝鮮半島の平和へのプロセス(2)

引き続き、ボルトンの回顧録の英語→韓国語されたものを日本語しました。

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〇リビアの経験を聞いて、北の非核化は6ヶ月~9ヶ月の間に終わることが可能であると言及したところ、その翌週のマララゴ(フロリダ)における日米首脳会談において安倍総理は6ヶ月~9ヶ月内の非核化完了を主張した。

―安倍総理と谷内局長が拉致問題についても提起したところ、トランプ大統領は金正恩との会談において粘り強くこの問題を取り上げた。
줄기차게=粘り強く

〇日米首脳会談(4月18日マララゴ)において安倍は北朝鮮問題に関して長々と説明。
장장황하게=長々と

―北朝鮮との合意は批判を浴びており、イランの核合意とは違って厳格に実際的な合意がなされなければならない。弾道ミサイルの場合、ICBMとともに日本に直接危機が及ぶ銃弾距離ミサイルであるとして廃棄される必要がある。さらに、これとともに化学兵器も廃棄が必要。

〇トランプが金正恩に対して、最近の訪中の目的に関し見解を尋ねたが、安倍は以下のように言及。

―北は、アメリカの武力行使の可能性、または中国から支援される原油を遮断する状況を心配している。何日か前のアメリカのシリア襲撃は、北朝鮮とロシアに対して多くのシグナルとなっただろう。

―北に対する最高のleverageは軍事的圧迫である。以前、金正恩はブッシュ大統領が北朝鮮を[悪の枢軸] に含めた際、非常に焦りを感じていた。
Leverage=経済活動において、他人資本を使って自己資本に対する利益率を高めること。
악의 축=ブッシュ大統領は2002年1月の一般教書演説で、イラン、イラクおよび北朝鮮を「悪の枢軸」と呼び、これらの国がテロを支援し、大量破壊兵器を得ようとしているとして糾弾。

〇シンガポール首脳会談を前に日米首脳電話会談(5月28日)があった。安倍はマララゴで提起したすべての議題を再度提起したが、これは韓国の文大統領の極めて楽観的な見解とは対照的なものであった。
재차=再度
지극히=極めて

―安倍は金正恩を信じておらず、非核化と日本人拉致問題に具体的な公約が必要であると言い、オバマ大統領よりさらに強く主張するべきだと強調。

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