「建築は文法という決まりに基づく言葉のようなもの」
あまりにも暑いので仕事は捗らないだろうなー、なんて思いつつデスクの前に座って作業を開始したら、思いの外早く終わってしまった。
ゼロから始めたわけではなく、完成が10だとすればすでに7くらいまではできていたので、当然といえば当然なのかもしれない。
先日は、ワクチン接種後の安静期間である3日間も無事に終え、かなり動いた。予定が重なっていたからだ。教会の礼拝やティアガルテンでのピクニックなど楽しいことが目白押しだった。それはそうと、教会の礼拝もロックダウン中は、リモートで行われていたというので驚いてしまった。昨日のnoteでも書いたように、ベルリン市民もようやく暗くて何も見えなかった魚のお腹から飛び出せたところだ。
炎天下に動きすぎると疲れてしまうが、好きなことをしているので苦にはならない。睡眠時間も短かった割には深く眠れたようで、疲れはかなり取れていた。やはり楽しいことを思い切りするといいことしかない。
そして、その方が断然、仕事の効率も上がるのだ。メリハリは大事だ。
そんなわけで、午前中はこれまたツイッターで知ることとなった「新ナショナルギャラリーのオープンデー」最終日に足を運んだ。残念ながら、小学校はまだ短縮授業なので時間との戦いツアーになるのは覚悟の上だ。
陰性証明が必要なので、朝一で抗原テストを受けに行き、「新ナショナルギャラリー」へと向かう。月曜日の午前中なので空いているだろう、と思ったら入り口付近には行列ができていた。広い空間設計なので、人を避けて写真を撮るのがなかなか難しそうだ。
新ナショナルギャラリーは、ミース・ファン・デア・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe:20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家)設計で1968年に完成した建築。彼はバウハウスの第3代校長も務めている。
2016年からデイヴィッド・チッパーフィールドおよび彼のベルリンチームによる修復工事が行われていたが、2020年にようやく工事を終え2021年に再オープンする運びになった。
詳しいことはまたブログの方でまとめようと思うが、とにかくシンプルな直線美が魅力的な建築である。無駄が一切ないミニマルなスタイル。眺めていると背筋がピンとするし、爽快な気分にすらなる。
美術館で配布されたパンフレットもシンプル。ドイツのこういったパンフレットやサイトはシンプルなデザインのものが多い。
「建築は文法という決まりに基づく言葉のようなものだ」
建築家としての詩人だった彼の言葉もやはり説得力があり美しい。
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