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【ベルリン】ドイツ技術博物館スペクトルム

明日はどこに行く?あそこ行こう、エクスペリメントのところ!

ドイツ技術博物館の本館はとても広く、1時間では到底見て回ることのできない規模だ。

もうひとつ、別館のSpectrumという実験ができる体験型の科学博物館がある。

「触って確かめて!」というのがモットーでテーマは以下のように多岐にわたる。

・目の錯覚
・光と視覚
・ミクロコスモスとマクロコスモス
・温かさと温度
・電気と磁気
・力とエネルギー
・メカニックと動き
・音楽と聴覚 など

子供も大人も十分楽しめる充実した内容になっている。

コロナ下の影響で、3回の楽器コーナーはクローズしていた(2021年7月29日現在)が、その他の展示は実際に触って見て回ることができた。各展示ルームは広さなどから人数制限が設けられていた。窓も全開で風通しも抜群である。今日は特に風の強い日だったのだ。

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ここに来ると必ずじーっと見てしまうのが、このニュートンのゆりかご。カチカチという音と規則的な動きで心が落ち着く。

子供たちはもちろん落ち着く、なんてことはほぼ無縁なので、あちこちから呼ぶ声が聞こえてくる。

ママ、ちょっと来て!これ見て!

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やはりここに来ても全力投球だ。楽しそうだからいいんだけれど。

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子供たちが小さな頃から好きなのが「鏡の部屋」と「プリズムの部屋」だろうか。とにかく落ち着いて解説している暇など微塵もないし、誰もほとんど聞いていないのでもう少し大きくなるのを待ちたいと思う。新学期からギムナジウムにあがる長女はさすがに自分で説明文を読んで、弟にやり方を教えたりもしていた。

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息子の方はまだ「どうしてこうなるのか」を知りたいというよりも、「どうやってするのか、したらどうなるのか」というところまでが大切なようだ。気持ちはとてもよくわかる。

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鏡の部屋はそういう意味では、説明がいらない展示なので入りやすいのだろう。科学も楽しいのが一番なのかもしれない。

うわー、見て!足なっが!

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今日は珍しく、45分ではなく1時間半近く博物館に滞在したことになるだろうか。途中でマスクが苦しくなったのか、お腹が空いたのか、息子が「ママ、もう出よう!」と限界値に達していた。

早くマスクなしで博物館や美術館に行ける日が来るといいなぁ、と思う。7日間数値が高くなりつつあるベルリンだが、いつまで子供たちとこうして博物館の訪問ができるのだろうか。

そんなことを思いながらカフェに向かった。

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ドイツ技術博物館のHPには自宅でもできる、実験がいくつか紹介されているサイトがあるのでご参考までに。

科学センタースペクトルムについてはこちらを。


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