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空き時間を作って観た「ナヴァルニイ」のインパクトが強すぎた

今月は医者にばかり行くことになっていることは、先日のnoteで少し触れた。しかもその上に、自分で予定を増やし続けているような気がしてきた。

来月に3年ぶりの日本行きが迫っているので、それまでにまとめて色々とやっておこう、という気持ちになっていることは自分でもよくわかる。それにしても、お誘いや用事というものは重なるときは本当に重なるものだ。

元来、面白そうな話にはつい、飛びついてしまうという習性があるんだけれど、娘に良さそうな案件があったので「やってみたら」と半ば勢いだけで問い合わせてみることにした。どうなることやら検討もつかないので、あまりまだ詳しいことは書けないが、何かを始める機会というものはそんなふうに突然やってくるものだ。そして、決まる時はとんとん拍子で決まってしまう。

やるかやらないか、たったそれだけのことなので、そういう時は「やってみる」の一択しかない。そうして試したことがうまくいくかいかないかは、自分次第。さて、どうなるかな。

月末には入れ替わりで子どもたちが、1週間ずつクラス旅行に出発する。娘がその旅行から帰ってきて数日後には、もう飛行機に乗って移動しているはずだ。それまでどうか何事もありませんように。

毎日、そんなことをあまり考える暇もないくらいバタバタしている。

と、ここまで書いたが今はオフシアターのカフェでカプチーノを飲みながら、映画の始まるのを待っているところだ。

こんな時間が取れるのだから、それほどバタバタしているわけではないような気もする。子どもたちが補習校まで2人で行けるようになったおかげだ。

「Navalny」を見たが、予想以上にインパクトのあるドキュメンタリーだった。ロシア人特有のユーモアセンスを持ち、頭の切れる超人のようなナヴァルニイ氏を追っているのだが、とにかく映画のストーリーを地でいくというか、信じられないくらい強靭な精神力の持ち主である。MAVELのヒーローたちも顔負け。

IL KINOものイケルンにあるとてもセンスのいい地元の映画館だったので、ベルリンにお住まいの方は是非。ナヴァルニイ(ナワリヌイ)は日本でも公開中だと思うので見てみてください。

それにしても、プーチン政権下のロシアは90年代、2001年くらいまでのロシアしか経験していない私にとって、改めて違うレベルになっているのだな、ということを実感させられました。ナヴァルニイ氏のメッセージが現地のロシア人たちに届くことを願うばかりです。

映画館を後にして、まだ明るいベルリンの街を歩きながら、ここに住む人たちは本当に自由を享受しているんだな、と実感するよりほかなかった。橋のそばの広場で音楽を奏でるストリートミュージシャン、その周りのレストランやカフェのテラスで歓談する人々。向こうから走ってくるジョギング中の人、マーケットの後片付けをする人々。平和あってこその日常とは、まさにこういうことを言うんだろう、そんなことを考えながら帰途についた。

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