見出し画像

久しぶりの二人三脚

まだ相変わらず頭には霧がかかったようにボーッとしているが、先週よりはずいぶんと体調が回復した。やはり回復まで10日くらいは見ておいた方が良さそうだ。

息子の方はといえば、昨晩の誕生日会でクラスメートと走り回っていたので、ほぼ回復。タイミングよく今日は現地校がストのため、学校は休んでいる。娘はもう少しかかるかな。今日も部屋からほとんど出てこない。

日本語補習校の対面授業が明日に控えているので、この機会を利用して(要は息子が暇なので)宿題を一緒にやることにした。2歳上の姉が使っていた教科書がようやく見つかったからだ。

「見立てる」という言葉についての見開き2ぺーじの説明文。「見立てる」というタイトルに聞き覚えがあったが、内容を読んでみると5年生だけあって、表現もかなり難しくなっていることに気付く。説明文はそうでなくても、物語とは違って表現がかたい。

「〜です。〜ます。」の方がいいやすいのだろう、音読をしていても「〜だ。〜である。」という断定的な表現が出てくると読みにくそうにしている。日本語も文章語になると途端に難しくなる。

漢字にふりがなをふり、まずは私が通して音読をする。わからないであろう単語はその都度意味を教えつつ、段落ごとに大まかな意味もわかりやすい言葉に置き換えて説明する。とにかく素早く簡潔にまとめないと飽きてくるので、スピードとわかりやすさが重要になってくる。今日、久しぶりにやっていて思ったが、これはかなり頭のいい体操になる。

全部読み終えたところで、今度は息子にゆっくりでいいので音読してもらう。ふりがなは基本的に一度しかふらないので、忘れてしまえば、その都度前に戻って思い出しながら読んでもらうようにする。とにかく、何度も見て声に出すことが大事なんだと思う。反復練習しかない。

余力があれば2回通して読んだ方がいいが、余力なんて常にないので、1度でいいことにしている。できれば毎日、そうでなければ週に3日が理想。最悪、今週のように前日に1回でもやらないよりはやった方がいい。

なんとか通して読んだら、今度はさっと漢字カルタで復習し、漢字の練習にうつる。漢字ドリルと照らし合わせながら、テスト形式になったプリントに読み方を書いたり、漢字そのものを書くという作業になる。

これにまだ作文の宿題もあるが、最悪、これはやらなくてもいいことにする。とにかくハードルを高く設定すると親も子も続かないので、低め設定にすることが意外に大事なのだ。

2年ぶりの対面授業の効果なのか、いつもは全く進まない宿題を息子は一生懸命やっていた。やはりどこかで楽しみにしている部分があるのだろう。さて、明日はいきなり17時から20時まで3時間授業が待っている。どうなることやら。もちろん日本のおかしはこっそり準備してあるのだが。




サポートは今後の取材費や本の制作費などに当てさせて頂きたいと思います。よろしくお願いします!