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飛び交うニュースと自分へのご褒美

ドイツの厳しい現状と新たな変異株オミクロンのニュースが飛び交う、今日この頃。ふとした瞬間に油断して、ポッと吐き出た感情をツイートしてしまったりもする。ここまで2年ほど待ったが、それでも日本になかなか帰れそうにない。

冬が来るたびに振り出しに戻るばかりで、ちっとも状況が改善されないばかりか、逆に改悪されているような気さえする。いくら努力しても成果が見えてこなければ、誰だって心が折れてしまうよなぁ。そんなことを考えたりもする。

ただ、そんなネガティブな考えに陥って、不機嫌になってばかりもいられない。そんなことをしても、周囲の人は誰もハッピーになれない。だからせめて自分の身近にいる家族には楽しく生活できるように、おいしいご飯を作ったりケーキを焼いたり(あんまり焼かないけど)、クールなサッカーウェアを買ってみたりする。スーパーや家庭医でも、いつもより丁寧にありがとうを伝えたり挨拶するように心がける。

こういう時にこそ、自分で自分のご機嫌をうまく取れるようになりたいものだ。そんなわけで、今日はクリスマスプレゼントを一気に調達した。

スペイン語を選択している娘には「マファルダ」のコミックやカーゴパンツを。息子には、もはや何足目か分からないサッカーシューズやマインクラフトの攻略本を。アドベントカレンダー用に小さなスノーボールや暗闇で光るビー玉まで買ってしまった。ドイツ製の万年筆はよくインクが漏れてくると子どもたちから聞いていたので、日本製を見つけてカートリッジ付きであげよう、とか。

自分には家で篭って映画を見るためにNETFLIXの契約を延長し、SONYのNCヘッドフォンをご褒美に買ってあげた。壊れたFitbitも新調した。

今年も日本に帰らず、コロナ禍なのにホームオフィスとホームスクーリング掛け持ちしたりしてよく頑張った。よくぞ生き延びた、えらい!という気持ちで。

こんな風にたまには自分をよっしゃ、と持ち上げて鼓舞してあげないとやってられない。海外生活なんて何年経とうが所詮アウェイなので、たまにはホームの地でぐだーっと力を抜かないと気付かないうちにストレスが溜まってしまうものなのだと思っている。もちろん個人差はあるが、日本にいる時の自分はかなりネジが緩んでいるように感じるからだ。

そして、この2年間はネジをキリキリと巻きすぎて返って進まない、そんな気がしないでもない。

うまくネジを緩めてリラックスもしないとね。さーて、そろそろスープでも作りますか。


Photo by Jess Bailey on Unsplash






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