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お祈りメールと就活

ドイツに住んでもう長いというのに、実はいわゆる「お祈りメール」というものをそれほど受け取ったことがない。日本でも就職活動をせずにドイツに来てしまった上、ドイツに来てからもほぼする機会がなかったためだ。それでも会社員として10年、フリーランスで10年、なんとかこれまで働いてこれたのはありがたいことだと思う。

知人の付き添いでジョブセンターに行ったことが引き金となり、突然就職活動をしようと思ったのが先月半ば。そこから求人サイトを見て書類を3通出したところで力尽きたのが先月末。

・近所の図書館
・病院の雑務→お祈りメール
・診療所の受付

そこから既にお祈りメールが1通届いた。割といいテンポだと思う。おかげさまで確定申告を始めるのは今日あたりになりそうだが、案の定体調を崩してしまい熱っぽい状態が一昨日前から続いている。

昨日は日本から高校生が交換留学生として我が家にやってきた。なんというか、それもあって確定申告をする気分になれない(言い訳)のだ。とにかく今も鼻水が止まらない。やれやれである。

正直、これまで応募を出した求人の面接に呼ばれるには資格が足りないといいうことは重々承知だ。図書館司書の資格も看護師の資格も何もなし。あるといえば撮影現場を中心としたこれまでの経験だけ。ドイツ語力はビジネスレベルであれば間に合うだろう。よほど変わった人事担当でなければ面接に漕ぎ着けられないのではないかと思っている。

雇用局(BA)からは相変わらず音沙汰がないが、やはり資格のためのコースに関する相談は必須だと思うようになった。ここはドイツ。日本よりも間違いなく専門性を求められるからだ。と書いたが、買い物に行った帰りにポストを確認すると3通の手紙が届いていた。登録手続きのパスワードなどで具体的な予約の話ではなかったが初めの第一歩ではある。

並行してフリーランスとしてもこれまでのやり方を少し変えていく必要性を感じているので、そちらも具体的な対策を考えなければならない。動けるうちに動いておかないと時間ばかりが飛ぶようにすぎる。優先順位を決めて効率よく動いていけるようにふわっとした考えを具体化していこう。

外はあいにくの曇り空だが春の陽気である。熱っぽさも手伝って、どちらかといえば今すぐベッドに潜り込んだ方が良さそうだ。

さて、日本からベルリンに昨日着いたばかりの高校生、今日は学校で一体どんな体験をしているのだろう。帰ってから話を聞くのが楽しみである。ドイツ語は日本の学校で3年間習っているらしいが、会話についていくのは難しいようだった。英語の方は達者なので、クラスメートとコミュニケーションを取るのは問題なさそうである。

あー、それにしても風邪が治らないのは辛い。今日はチキンスープでも作ろうかな。

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