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湯船とアイス

ここのところ運動不足と連日続く咳で肩こりがひどい。今朝は久しぶりにゆっくりリングフィットをしてから念願のお風呂に入ることにした。はぁ、やっぱり体を動かすのっていい。久しぶりの湯船も最高だった。なぜ久しぶりなのか。それはここのところドイツではエネルギー料金の中でもガス代が馬鹿にならないからである。普段はそういうわけでほぼシャワーのみ。

次にジムに行った際は必ずサウナも試そうと思う。そのくらい体を温めることの良さをあらためて実感した。イースターの祝日はジムに通ってもいいかもしれない。少しづつ体調も整えていかないと。

昼ごはんを食べ終えたくらいのタイミングで娘が友人宅から帰ってきた。と思ったら、シャワーだけ浴びて、また別の友人宅へ泊まりに行った。イースター休みはどこにも行きたくない、と言っていたがこういうことだったのか。娘が友達の家を渡り歩いているので、結果的にこの休みは息子とふたりで行動することが増えている。今日も特に何もしていないがお風呂に交代で入ってお昼を済ませ、外も暖かくなってきているので、公園でアイスを食べてきた。

アイスを食べたあとは、あまり行きたそうでもなかったが近所のスーパーにも付き合ってもらった。これまでロシア産のペリメニしかなかったのに、ポーランド産のピエロギが冷凍食品コーナーにあったので買おうかと思ったら肉バージョンが売り切れていた。ちなみに、ペリメニもピエロギもいわゆる餃子のロシアとポーランド版である。

「これ、肉のやつ友達のところで食べたことあるけどおいしかったで」

その友達の母親がポーランド出身なので間違いない。肉バージョンが売り切れていたのは残念だった。先日、アジアショップで豆腐を買っておいたので今日の夕飯は豚ミンチを買って麻婆豆腐にするつもり。明日はたこ焼き。タコの足がこちらではわりと高めなので自動的に「高級たこ焼き」になってしまう。それにしてもインフレ率が少し落ち着いたとはいえ、肉も魚もまだまだ高い。コーヒーの値段が少し下がったのが唯一の救いかもしれない。

公園で食べるアイスもずいぶんと高くなった。物の値段がやたら気になるのもフリーランス生活あるあるなのかもしれない。ここまでフリーランスで10年やってきたが、さすがに毎年毎年、仕事量の振れ幅が大きくて先が読めないのが辛くなってきた。私もいつまでも若くはないのである。これが現実。「まぁなんとかなるか、ガハハ」という気力がなくなりがちなのである。フリーランスは精神力も体力も人一倍必要だというのに。

実験的にドイツ社会でまだ雇用機会があるのかどうか試してみようと雇用局に赴いたのだけれど、理想は5月くらいから半日で何か仕事を始めるということ。留学生が4月末で帰るのと、今から1ヶ月は仕事が探せるからである。ベルリンで動けるだけ動いても良い解決策が見つからなければ、日本でも動いてみるつもり。とにかく日本で一定期間でも普通に生活がしたい、という自分の兼ねてからの希望は近い将来叶えたいものだ。そしてそれがめでたく叶った暁には毎日、お風呂に入るのである。





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