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#読書の秋

久しぶりの図書館

いつもは娘が息子と連れ立って日本語の補習校へ向かうのだが、今日は変則的に私が息子だけを学校に連れていく必要ができた。片道45分ほどかかるのと、授業時間が午後5時から8時までの3時間と長いので、うまく時間を使う必要が出てくる。さて、どうしようか。 学校周辺の地図を眺めていたら、近くに図書館があるのを思い出した。今日中にやっておきたかった作業もまだ残っているので、いい機会だと図書館でその作業の続きをすることにした。今日もベルリンは日中30度という夏日。ベルリンの公共図書館は冷房

読書とスポーツの秋

日本滞在の6週間はこれでもか、というほど毎日暑かった。それこそ、1年分の汗を流し切ったのではないかというくらい、戸外に出るたびに大量に汗をかいた。あまりにも暑いので、ベルリンで何気なくやっていたリングフィットなどもピタリとやめてしまった。というか、暑さでバテることを想定していたので、リングフィット一式は初めから持ってこなかったのだ。 最近の日本の夏、それはもう茹だるような暑さなのである。それでも、35度を超える猛暑の中、たまにジョギングをしている人を見かけたときは驚いた。真

筆を取れば物書かれ、

パラパラと本をめくっていたら(実際はKindle本なのだけれど)、こんな文章に出会った。 兼好法師が「徒然草」の157段で綴っている言葉なんだそうだ。 いいなぁ、こういうの。こんなふうに自然にすらすらとなにか言葉を書けるといいな、と思いつつ「毎日note」を書いていたからだ。そして気付いたらざっと600日以上になっていた。 ところが日本に3年ぶりに一時帰国をしている間は、あまりの暑さのせいか言葉が綴れなくなった。猛暑の中、出歩いて夕方頃に帰宅した後には、文字通り頭がちっ