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【解説】インターネットのさくひんは

今回、僕は イルカシンカイ にて「インターネットのさくひんは」という曲を投稿しました。

この記事では、この曲に込めた思いを書きます。

この曲のテーマ

現実の人間関係とインターネットでの人間関係の両立性を自ら指摘した曲になっています。

歌詞

まずは歌詞の意味を説明します。
ここに歌詞の全体像を表示。

けだるさ
からだが むしばんでく

いつも かわらない にちじょうが
消えたの

あのころは ゆううつだったけど

みんな いた !

すごくアツいなつのそとがわと
つめたいへやでの僕

いまも そこに もうない こうけいが
こころをむしばんでゆく

くらいへやのなかは
ぱそこんがきれてる

くらいへやのなかの
僕はでかけている

あみのなか
(インターネット)のさくひんは
あまりみてくれないんだよ

どうしても どうしても どうしても
きいてほしくて

どうしようもない僕 げんじつににげた

x2 (二回目は転調) {
すごくアツいなつのそとがわと
つめたいへやでの僕

いまも そこに もうない こうけいが
根殺しつづけていくの
}

インターネットのさくひんは

上から順を追って解説します。

けだるさ
からだが むしばんでく

いつも かわらない にちじょうが
消えたの

一番最初の「けだるさ」というのは、様々があります。
夏の暑さ。学校行事。部活。勉強。動画編集。作曲。など。。。
これらはとても素晴らしいものですが、同時に疲れがたまってきます。
なので、「からだが むしばんでいく」という表現にしました。

次の「いつも かわらない にちじょう」というのは、僕が中学生時代のころの日常です。
僕はそのころ現実が憂鬱であり、動画編集や作曲などの創造にとても楽しく専念していました。
しかし、高校生になって創造を放置し、学校行事。部活。勉強のほうに専念しました。「いつも かわらない にちじょう」が消えたのは高校生になってからでした。

あのころは ゆううつだったけど

みんな いた !

「いつも かわらない にちじょう」は、現実世界がひどすぎるあまり憂鬱でしたが、インターネットではたくさんの応援してくださる方々がいました。
そのおかげで、今僕はここにいます。



ここにいるだけなんです。
高校生になってから、現実世界のほうにも僕の居場所ができました。
僕は現実世界の居場所に行きっぱなしになりました。

すごくアツいなつのそとがわと
つめたいへやでの僕

いまも そこに もうない こうけいが
こころをむしばんでゆく

「アツい」という言葉はただ熱いという意味ではなく、
難しい。熱心である。興味深い。楽しい。といった意味も含まれています。

「つめたい」という言葉は、冷たい性格。態度。ということではなく、
涼しく、素直であるという意味を表現しました。

現実世界とインターネットの世界。
その二つの対比を歌詞に書き、虚しさを表現しました。

今も、「いつも かわらない にちじょう」がそこにあると信じたい。
でももう無い。
インターネットの方々が僕を助けてくれたのに、現実世界の居場所に行きっぱなし。
期待を裏切ることをしてしまったのではないかと思い、心をむしばんでいきました。

くらいへやのなかは
ぱそこんがきれてる

くらいへやのなかの
僕はでかけている

学校や外に行きだし、自分の部屋を空けることが多くなりました。
電気代を節約するため、照明の電気を消しました。
パソコン、つまりインターネットの方々と会うための道具は置物のように電源を切ったまま放置されているということをここで表現しています。

あみのなか(インターネット)のさくひんは
あまりみてくれないんだよ

どうしても どうしても どうしても
きいてほしくて

どうしようもない僕 げんじつににげた

それでも現実世界に専念するのではなく、インターネットの世界にも久しぶりながら行こうと思いました。

しかし、インターネットに投稿した作品たちは高校生になってから若干、再生数が落ちてしまいました。また、インターネットの方々とも関係が薄れていきました。

どうしても、
どうしても、
どうしても、
見てほしい。
聴いてほしい。
関わってほしい。

でも、自分が悪い。どうしようもない僕は現実世界に完全に逃げていました。

お気づきの方もいるかと思いますが、この曲の歌詞は漢字を多用していません。これは自分がまだ何もわからない無知であることを表したかったからです。ですが、強く伝えたいところは漢字になっています。

映像

1:36 あたりからは Quiz という文言で質問が、
3:40 あたりからは Answer という文言で回答が表示されます。
これは自問自答をしています。

Q.「現実世界がつらくなった時は何処に逃げましたか」
A.「インターネットです」
中学生時代のころを想定した質問です。

Q.「あきらめて良いと思いましたか」
A.「いいえ」
これは過去形であり、過去の事を掘り起こしています。
現実をあきらめて良いと思ったかどうか聞いています。

Q.「助けてくれたインターネットの方々と現実の親しい方々両方にちゃんと接し合っていますか?」
A.「いいえ、現実の事ばかり考えていました」
末尾に「?」を使うことで強調しています。

Q.「もう一度聞きます。あきらめて良いと思いますか?」
A.「いいえ。僕はあきらめていません。」
こちらも末尾に「?」を使うことで強調しています。
またこれは現在形であり、現在の自分に問いかけています。
現実世界とインターネットの世界の両立をあきらめても良いのかどうか聞いています。

1:59 あたりから、ブラックアウトとピッチがダウンして歌詞はレターボックスに表示され、黒背景が続いています。
これは「ぱそこんがきれてる」という歌詞を表現しています。

仕様

DAW:Waveform
VOICE:UTAU/君之カワリ
MOVIE:AviUtl

「君之カワリ」は自作UTAUです。
この子は設定や性格がなく、作者の感情を挿入できる。というのをモットーに制作しました。

伝えたいこと これから頑張ること

これから様々な僕には葛藤があると思います。
ですが、インターネットの世界と現実の世界の方々両方の関係を広めていきたいと思います。
これからもどうか、温かい目で見てくださるとありがたいです!!

リスペクト 参考

0:25 あたりからの四角いオブジェクトとフォーカスは、
界隈曲とすべあな界隈曲を参考に制作しました。
特にフォーカスでは、すべて記憶の所為です。様を参考にさせていただきました。
(元動画は非公開?)

また 3:02 のあたりのスクロールされる文字は、雪乃トケル様の
「世界に!!」を参考にさせていただきました。


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