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本音を言いたくなる!相談したくなる!これからの管理者に必要な技術とは

こんにちは。
人事コンサルタント・講師の三上絢愛です。

6月は新年度のバタバタも落ち着き疲れがでやすい季節ですがいかがお過ごしでしょうか。

今年の4,5月は例年以上に管理者研修が多く遠方でもオンラインのみならず対面にて開催させていただきました。

実際、直接現場の管理者の方にお話を伺うとこんな会話が飛び交いました。

「いや~中間層がいなこともあるんですけど部下からの相談がないんですよね。
2,3年目くらいの部下だと向こうも本音で話してくれないし、悩みも引き出しにくいんですよ。
世代間ギャップというやつでしょうかね…
この前は依頼してた書類の期限直前になって、私には向いてないのでやっぱりできません…
と言ってきて正直まいりました(><)」

部下と本音で話せるような関係性が築けていないと、
部下のつまづきを解消して挑ませることができず、本人の成長を阻害してしまうでしょう。
最悪の場合は悩みを引き出すこともできず、退職に至ることもあるかもしれません。
(組織運営の面からも中長期的に考えると、中間層がいないなどジワジワとしわ寄せが生じますよね。)

このような状態になる原因をひとつあげるとすると、
上司が部下の意見に対して正解か不正解かをジャッジし、
すぐに正論(解決策)を示してしまうことが考えられます。
少々乱暴な表現をすると「あなたの意見は間違ってるから、このとおりにやって」という感じです。
さすがにここまでストレートに表現することはほぼないと思いますが、
今時の部下側の傾向を考えると思わぬ誤解を生みやすいかもしれませんね。
(上司側からすると、お客様のために案件をすすめねば!という思いがあるからこそだと思うのですが…)

結果、上司側からすると「部下から相談されない」という状況が生まれてしまうのだと思います。

部下からの相談が少ないことでお悩みだった管理者の方々の発言の傾向をあげてみると
「このくらいのことはもちろんできるでしょ」
「そんなの無理でしょ。どうやって実現するつもりなの」
「それ意味ある?」

という感じです。

これらの発言をしてしまうと、部下の行動は下記のように変化してしまいます。
・自分の意見を言わなくなる
・上司に相談することをためらうようになる
・言っても無駄と思い込んでしまう
等々

正直”良かれと思ってやっていたことが…”と
なんとも言えない感情になってしまうかもしれませんが
対策は取っていきたいですよね。

ポイントは1つ!『共感に手間をかけること』です。


部下ができてない事実や無駄なことに悩んでいると、
上司としてはつい正論を言いたくなってしまいますが
部下の口調や動作から感情を察し、問いかけていくことで相手のリアクションも変わってきます。
これはカウンセリングを行う時にも大事な要素になります。

管理者研修で共感ロープレを行い、現場でも実践していただいたところ、こんな嬉しい報告をいただきました。
「年齢以前に、向き合うことに手間をかけてなかったことがわかりました」
「部下の心境を考えながら、上手くいかない理由を掘り下げて聴くようになってから
自分から相談してくるようになりました!(^^)/」
「子育てにも使えることに気が付きました」

つい私たちは世代間ギャップがあるからと思いたくなることも多いかもしれませんが、
実はコミュニケーションのひと手間が足りずに応対していることが多いのかもしれません。

コミュニケーションがうまくとれない管理職が多い…
離職が増えている…

そんなお悩みをお持ちの経営者様、人材育成ご担当者様
ひとり一人を活かし本音を言いあえるような組織作りのお役に立てましたら幸いです。

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