おいしいポリシー

相変わらず、うだうだしている。
なんとなく感じていたが職場の人間関係が今香ばしい。
ふわっと香ってた誰かさんへの不満に素知らぬ顔、すっとぼけを決め込んでいる。

私の芋は私のだから。
カビないようにしたい。
秋は涼しく美味しくすごしたいから。

・・・

王さまは私

1歳ちょっとになる娘は、離乳食が始まってからのこの5ヶ月間、寝る前のミルクを欠かさず飲んでいた。

昨晩、ミルクなしで夜通し寝ることに成功し、
…こ、これは初めてのことだ…！
とファーーッとしてたら夫から「え？前にもなかったっけ？」と言われた。

…いや、初めてのはずだ。母親は私だ。私が東はあっちと言えばお日様が登るんだ。

本題

先週末、義父の畑に芋掘りに行った。

軽い感じで誘われたので軽い感じで行くとクワを振る方の芋掘りだった。

ほぼ臨月なことを理由に、場所見知りでピッタリ張り付いた娘と共にアスファルトの道から様子を眺めていた。

バッタが足にとまる。彼岸花に手を伸ばす娘の気を逸らす。少し申し訳なさそうにしてみる。ファンタオレンジを飲む。ぬるくても甘いうまい。

帰り道、芋に塗るためのマーガリンを買った。「芋にマーガリン塗るんだ！？」と夫が目を丸くしていた。え、あ、はい。夫が私の芋を傷つけるほどのクワを持たないことに感謝している。

目玉焼きにはソース…醤油か…。
私は塩胡椒をかけて焼き、食べる前に醤油をかける。

ゆで卵はそのままいくことが多いが、好きな食べ方は白身には塩、黄身には醤油でかぶりつく。
小さい頃に行った大分県で、温泉卵をそうやって食べるのよと教わった。最近では夫もそうするようになった。ちなみに醤油は西日本特有、甘い。

何が正解かわからない人生、迷うことが多い。
定番を持つことで生きやすくなると感じる。

…そいつから芽がでてツタをはわせ、、、気づけば畑の中にはポリシーの芋がズラッと並ぶのだ。寝かせろ寝かせろ…大切に大切に、掘り起こせ、掘り起こせ。


私、あなたたちとあの人の悪口を言うつもりはないの、ごめんなさいね。私ね、好きなように芋を食べたいの。マーガリン塗ってさあおひとつどうぞ。

クワで掘られた芋は傷がたくさんついていて、そこからカビが生えていた。
ザックリ切り落とし炊飯器で一気に蒸し冷凍した。

とにかく芋。

トースターかグリルで焼きホクホク固めに仕上げマーガリンを塗る。
芋から滑り落ちそうになったとろとろのマーガリンを塊ごと頬張りながら、、、自分のことだけ、自分のことだけを考える時間をもつ。

美味しく感じたら、大丈夫。

・・・おしまい・・・

おまけ。
今日のお昼ご飯は芋でした。
明日も明後日も芋です。