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三十歳で子宮筋腫になった話~筋腫発見~

ことの始まりは2021年1月。
この頃の葛来はとにかく体調が悪く、ストレスでありとあらゆるところがおかしくなっていました。

特に腹部が異常で、排便が2週間に1回。
出ても少量という地獄の時期でした。
(後に過敏性腸症候群と診断されますが、ここでは割愛。ボロボロでした)

腹部のふくらみは明らかに見た目にも出ていたこともあり、あの温厚で呑気な旦那も「奥さん、病院へ行きなさい」と語気を強めるほど。

そんな訳で腹部の異常で病院に通い詰めていたあの頃ですが、どさくさに紛れて婦人系にも異変が起きました。

生理が終わらん。

人体というのは不思議なもので、特にホルモンバランスというのはストレスで簡単に崩れてしまいます。

しかし、生理不順やホルモンバランスの乱れで放置してはいけない。
見えないからこそ、怖い病気が隠れているのが婦人系。
あと、何よりこれ以上出血したら貧血でぶっ倒れそう。

ということで、即日行けるところを探してすぐに受診した葛来。
エコー検査をした結果、先生にサラリと言われました。

「あー、腫瘍できてますね」

……なんですと?

先生があまりに流れるように言うものだから、一瞬理解できませんでした。

腫瘍ってなんだ?
頭の中が真っ白になる葛来。
「思ったより出血してますねー」とも言われましたが、ぶっちゃけなんて答えたか覚えてません。

あれ? 私、生理が終わらんってことで受診したんだよな?
なんか、えらいことになってない?
一抹の不安が頭を過ぎります。

そうしている間にエコー検査は終了。
ちなみに生理が終わらないのは腫瘍は関係なく、ホルモンバランスの崩れの可能性があるとのこと。
その場で筋肉注射を打ちました。ケツに。
(これはこれでめっちゃ痛かった)

さて、問題の腫瘍のほうですが……
「ここに2cmくらいのが出来てますね」
エコー写真を見ながら赤ペンで印をつける先生。
ただ、影がなんとなく出来ているような気がしましたが、正直よくわかりませんでした。(先生、ごめんなさい)


さて、この時一緒にがん検診もしたのが、この腫瘍は良性でした。
「子宮筋腫」これが私の病名です。

簡単に言うと子宮に出来る良性の腫瘍のこと。
なんと30〜40代の女性で4人に1人がかかるめちゃくちゃメジャーな婦人科の病気です。

まー、思い当たる節がない訳ではないんです。

特に生理痛が重くて、毎月ふらふらになりながら仕事をしてましたし、酷い時には早退もしてました。
薬も効けばいいのですが、飲んでも気休め程度。

ですが、この時はまだ血の量も普通で「これが30代……もう若くねえんだな……」と悟りを開いたくらいで特に気にしてませんでした。

ただ、私の場合は子供の時から保健室で寝るくらい生理痛が重たかったので、「昔からこんな感じっちゃこんな感じか」とも思っていたんですね。
だから、症状があんまりわからなかったんですよ。
実際、無症状でいつの間にか出来てるっていうパターンも多々あるらしいですからね。

んで、子宮筋腫の何が怖いかって、生理が来るたびにどんどん大きくなるんですよ。
ここからは、子宮筋腫について先生とした会話の一部を紹介します。

・「今は小さいからまだ様子見だけど、まだ若いし(※あざっす)、不妊や流産の原因になるから子供がほしいなら取ったほうがいいかもね」
→調べによると、大きさと場所によっては急いで手術しなくていいそうです。

・「でも、取るならギリギリのほうがいいですよ。再発するから」
→思わず「再発するんですか?」と聞き返してしまうこの衝撃。
再発するんですって。この病気こえー。
※筋腫のみを取る場合

・「あと、手術したら3ヶ月は妊活(※最低という意味。理想は6ヶ月)できないから、旦那さんと相談してね」
→まあ、子宮の手術ですからね。

そんな衝撃的なことが多々聞かされる葛来。
しかも、ちょうど旦那と妊活について話していた時期でした。
でも、優しい旦那は妊活よりも私が病気になったことのほうが悲しんでくれました。(ごめんね)

でも、エコー写真を見て一言。
「これだけ見せられても胎児のようにしか見えない」
だよね。ワッカルー。

そんなこんなでいきなり始まった闘病生活。
かといって、今の段階では薬も飲まないし、これといってやることはありません。
ただただ、大きくなっていくのを待つのみ……この病気こえー(2度目)

ちなみに、ここからは2〜3ヶ月ごとの定期検診が始まります。
次回→【定期検診編】

(※「子宮筋腫」の病因、症状等は専門家ではないので割愛させていただきます。
子宮筋腫については各病院のサイトでも載っていますが、こちらのサイトでも詳しく書いてます。ご参照ください)


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