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三十歳で子宮筋腫になった話~定期検診編~



定期検診の話

生理になればなるほど大きくなる子宮筋腫。
ここからはどれくらい大きくなるか経過観察しながら手術するか決めることになります。

私の場合は2~3カ月に1回通院して経過観察してました。
なお、2回目の受診だけ、どれくらいのスピードで大きくなっているか見るため1カ月後(発覚してから1回目の生理が終わった後)でした。

私の場合、1カ月で2mmくらい筋腫が大きくなっているとのこと。
ここでも特に投薬はありません。

経過観察から半年ちょっと……筋腫が4cmくらいになった時です。
「どうする? 取る?」
先生が難しい顔をします。

妊娠希望でこの大きさだと、取るにはちょっと早いか。
だいぶ微妙な大きさらしいです。
それに加え、ここで1つ大きな問題があります。

コロナウイルスの蔓延。

この時期、ちょうど緊急事態宣言がなされている時でした。
そしてコロナウイルスの関係で良性(※緊急性のない)手術が後回しにされてました。

ということで、8月の時点で「多分手術できるの10月くらい」と言われました。うえーい。めっちゃ先ー。

悩む葛来。
ちょうどこの時期、2つの重大なことが私の中で進行されてました。

・新刊発売(10月発売)
・退職

この頃、子宮筋腫以外にもストレスのあれこれで限界だった葛来。
もうすでに退職の気持ちは固まってました。
しかし、半日でも休めば自分の首が絞まるくらいの業務なのに、入院なんてできるのか。

それに、ただでさえ仕事を辞めるというのに、さらに入院なんて流石に申し訳ない。
ということで、旦那と話し合って退職してから手術することにしました。


体の変化の話

筋腫になって変わったこと。
大きく変わったのはやはり出血量でしょう。

生理のナプキンで「多い日用」とか「夜用」とかあるかと思います。
私は量が多い2日目でも「多い日用(俗にいうベーシックなタイプ)」を使っていて、夜だけ吸収力が高く、長い「夜用」のものを使っていました。

しかし、筋腫が4cm超えてから「多い日用」では1~2時間で血の海になるくらい。
場合によっては浸透して服を汚すくらい量が増えました。
ということで「特に多い日用」にグレードアップ。
まったくもって嬉しくない。

出血量が多いからか、生理痛も重くなります。
これまではなんとか仕事はできる感じだったのですが、4cm超えると激痛に耐えられず午前中しか体が持たなくなりました。
階段を上る時も手すりがないと上れません。
それも初日から生理が終わるまで体調不良が続きます。
こうなると、薬もあんまり効かなくなります。ポンコツ期ですね。

この時期は2日目は生理痛で、3日目は貧血で動けなくなってました。
また、投薬が始まる直前──5cm超えると「夜用」でも1時間半の装着だけで血の海になってました。

油断すると普通に貧血でぶっ倒れます。
私は風呂上りと立ち上がった時に意識が飛びました。
風呂上りの時は冬場のヒートショックもあったんでしょうけどね。
危うくバスローブ1枚で運ばれるところでした。マジで危ない。

こういう日は無理をせず、1日横になってました。
一過性のものですからね。時が過ぎれば良くなります。私も薬が効かない時とか現実逃避のためにコナンの映画3本連続で観たりしましたからね。
何やってるんですかね。

妊活のこともありましたが、こんな状態が続いてつらかったこともあって手術を決心しました。
定期検診もありますので、その時に病院に手術する旨を伝えます。

この時、ちょうど発覚から1年。
ついでに定期検診でさらにびっくりすることを言われました。

「あ、もう1個ありますね」

自 覚 症 状 な し 。
まさかの新規です。すでに2cmくらいになってました。
この病気、マジでこえー。(n回目)

ということで、次回から2つの筋腫を取るため入院先となるでかい病院に行くこととなります。

次回、【通院・治療編】

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