【HR vol.2-2】ZVCの社長は採用で何を見てるのか【中編】

Z Venture Capitalに興味がある方はこちらよりご応募お待ちしています!

Z Venture Capital株式会社(以降はZVC)の採用担当のシキです。今回の中編で、人事が担当する3本目のブログになります。
noteの公式マガジン「人事・採用記事まとめ」に選んでもらえないかなと…淡い期待を持ち始めてきました笑。noteさん、よろしくお願いします😆
皆さんの就職活動の一役を担えるよう、引き続き情報発信を頑張っていきますね 🍕

さて、本日は面接で見ている4つのファネルの続きです。
前編はこちらからどうぞ😉
https://note.com/z_venturecapital/n/nac3676516af8


前編で説明したZVCが採用時に重視している4階層ファネルは下記の通りです。

  • 1つ目の階層がスキル

  • 2つ目の階層が一緒に働きたい人かどうか

  • 3つ目が成長の伸びしろや向上心、環境適応能力

  • 4つ目はZVCへの志望度

今日はこの中でスキルと一緒に働きたい人かどうか、について詳しく述べていきます。

1つ目の階層:スキル

1つ目のスキルは、まず履歴書でどういうスキルセットを持っている人かどうかをイメージを把握します。そして面接を通じて、どのスキルが得意で、どのスキルが未経験なのかを聞くようにしています。
前編でも書きましたが、実はあまり気にしていない部分であったりもします。本人のやる気次第でスキルは後からどうにでもなる、という考えからです。
例えば、英語が出来ない人がいても、ZVCの海外拠点であるソウル事務所とサンフランシスコ事務所のメンバーと交流したいという思いや、海外の情報をもっと取得したいというやる気があれば、必死で英語を勉強して身につけますよね。
面接の機会を持つ時点で、すでに書類で1つ目のフィルターは通過しているので、どちらかというとスキルは面接時に話す話題として活用していて、実は2つ目や3つ目のフィルターの確認をしていることの方が多いかもしれません。

2つ目の階層:一緒に働きたい人かどうか

2つ目の一緒に働きたい人かどうか、というのはZVC社内に限ったことではありません。私たちのビジネスは投資家であるZHD、出資先の起業家と一緒に仕事をします。全てのステイクホルダーから見ても「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるか、という点を気にします。

第一印象と話し方

第一印象は大事です。あとは話し方です。
上から目線で偉そうな人は良くないですよね。
謙虚な方は誰からも好まれます。
でも下手に腰が低すぎると、気持ち悪がられます。
自分に自信がある人は頼もしく見えます。
他者の意見を受け入れないほど自我が強い人は嫌われます。
特徴がない人は印象に残りません。

いろいろと書いていて「結局どっちやねん!」とツッコミたくなりますね(笑)

チームのなかでパフォーマンスを発揮できるか

チームで仕事をしたり、起業家や他のVCと二人三脚で一緒に仕事をしたりする時に、和を乱さないでパフォーマンスを発揮できる方が理想です。最初から何でもできるスーパーパフォーマーはいないので、ソフトスキルを面接では感じるようにしています。相手に与える影響力とも言えると思います。ガッツがある人は自然と周囲の人に勇気を与えます。前向き思考な人は、まわりに明るさを与えます。反対に文句や否定的な意見を言う人は、チームに悪影響を与えます。

当然、面接ではみなさん自分をよく見せたいので、ガッツと前向きさを存分にアピールしてきます。何度も言いますが、30分や1時間の面接で全てを把握することは無理です。なので、私は週末やアフター5の過ごしかたなどを聞いて、面接に臨んでいる時間以外での人となりを理解するようにしています。

幹事タイプ(情熱)か、参加者(冷静)タイプか

また、幹事タイプか参加者タイプかも最近気にするようになりました。どちらか一方が良いというわけではなく、組織のバランスを考えて均等にしようと心がけています。大学や前職のサークルや同好会などに参加していた場合は、旅行や懇親会の企画を率先して行うタイプだったのか、それとも盛り上げ役だったのか、などなど。情熱さと冷静さも同様に組織のバランスを考えて採用するように意識しています。全員がイケイケだと困るので(笑)。最近のZVCは、幹事・情熱タイプが足りないな、と感じています。

ここからはさらに話を深めていきます。皆さん怖がらずに着いてきてくださいね(笑)。

嘘はつかない、すぐにばれる

誰もが嘘を付く人とは仕事をしたくないと思います。私もそう思います。嘘をつく人というのはどういう人だと思いますか。何か聞かれた際に、自分に都合の悪いことがあって咄嗟にその場を誤魔化そうとする時に、ついつい出ちゃう言動だと思います。私も子供の頃、嘘をついたことがあるので気持ちが分かります。今は流石に嘘をつきませんが(笑)。誰だって都合が悪いことを聞かれると、狼狽えます。圧迫面接をしたいわけではないのですが、私はそういう心境の時に、どういう言動を取る人かどうか、というのをすごく気にします。ノーコメントという人、話題を変えようとする人、正直に話してくれる人などなど。

長所と短所の分析

長所と短所の質問なども最たる例です。長所の逆が短所という人や、誰が聞いてもその短所は短所じゃないでしょ、という説明をする人。面接という場なので、自分の弱さを見せてはいけないという防衛本能が働いてしまうことが多いと思います。初対面でいきなり自分の弱さを、オンラインで知り合って10分足らずの人に見せるのって相当勇気がいる話ですし、またなんでもかんでもオープンにしすぎてしまう人も、この人に大事な情報任せて大丈夫かな、って不安になったりします。またまた、「どっちやねん!」って突っ込まれてしまいますね(笑)。いずれにしても、自分のことを客観視して冷静に分析できる人かどうか、というのは大事なソフトスキルかな、って思っています。ベンチャーキャピタル業に限らず。自分の長所・短所などをわきまえた上で、これからどういったスキルを伸ばしていきたいと考えているのか、ということを知るためにも。

大切な共感力

最近は共感力、というのも気にするようになった気がします。あ、私も小学校の頃から面接をしていたわけではなくて、社会人になってから面接をするようになり、自分なりに面接ノウハウをアップデートしているので、日々変わりますので悪しからず。今まであまり気にすることがなかったのですが、最近チームが大きくなって、海外の拠点も増えてきたことから、チーム連携をする上で他者理解や共感力といったものの重要性を感じることが多くなってきたからです。今まで意識しなくてもチームは東京にいる10名弱だったので、気にする必要がなかったのですが、最近はとても重要だなと思うようになっています。

終わりに

今回は中編で、スキルと一緒に働きたい人かどうか、をお伝えしました。
次回は後編をお伝えします。後編もZVCの採用視点の内情を赤裸々に語りたいと思います。

楽しみにしてください😊人事のシキでした!


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