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うちではずっと「トトロ」/頻繁なOAへの気付き

二週ほど前にOAされた、「となりのトトロ」を見せて以来、うちの娘(2歳)はトトロに激ハマりしている。

政治が揺れようが、大谷が打ったり投げたりしようが、芸能スキャンダルが世間を賑わせようが、ずーっとトトロ。

ニュースを見たいタイミングであろうが、昼寝したい時だろうが、すべからくトトロ。
トトロ、トトロ、トトロ、トトロ、トトロ。

隙あらば、「トトロ見たい」と言ってくるので、私も妻も食傷気味。
トトロにはしゃぐ娘たちに、劇中のお父さんは、「とーさんも、あいたいなぁー」とか言ってるが、僕はもう会いたくない。

そんなこんなでいやでも目に入ってくる「トトロ」、内容はもはやさておき、「さんぽ」が流れるオープニングクレジットに注目したい。

二次元的な平面を、右から左へ、メイちゃんが歩き続ける。
上下には、別の帯のようなスペースが設けられ、主に下の方では、蛙やら毛虫やら蜘蛛やらが、メイちゃんを応援するように、手足をバタバタとさせる。
メイちゃんの後ろからも、ついて行くように、バッタや毛虫も登場。
とーもだち たくさんー うれしっ!いっ!なー

なんかアレだな。
大人になってここを見ると、すげー気持ち悪い。

アニメ調にデフォルメされてるのに、いやデフォルメされてる故に、むしろ強調される、虫たちの各パーツ。
バッタの足、細くて長くてそれなのに力強くて、関節がカクついてる感じとか
トカゲの神出鬼没にチョロチョロする感じとか
毛虫の、団子みたいな節に分かれて、胴体は丸状で繋がりつつ、上下にぐにゃついて進む感じとか。

そういう蠢きが、わたしにはもう無理である。

さんぽの陽気な曲調や歌詞のわりに、登場する生き物は、どっちかというと嫌われ者たちばかりだし。
これもなんか意味があるんでしょーね、知らんけど。

そんなトトロをヘビロテされる毎日、ふと気付いたのですが

ー ていうか、こういう、誰しもちょっと考えれば気付くこと、もしくはそもそも知ってることを、さも自分だけの発見のように話すところが、私の数少ない欠点の一つであるー

何度も何度も放送される、ジブリをはじめ、ハリーポッター、ディズニーアニメたち。
何回やるねん!飽きたわ!とか思ってたのですが、、、

そうか、あれって、良い意味では子どもたちのため、悪く言えば、キャラクタービジネスのために、人間なりたての子どもたちにトトロを叩き込む!というビジネス上の要請だったのね。

2、3年に一回は放送することで、小学校低学年未満の日本国民は、トトロやジブリ作品に触れるような仕組みになっていて、作品が長く愛されるように、、、というより、ブルーレイを買わせたり、ぬいぐるみを買わせたり、今度はジブリパークに連れて行かせたり、そういう悪魔的な取り組みなのである。

飽きたわ、ていう大人はもうどうでも良くて、子どもたちをある種洗脳するために、頻繁にOAしてやがるんだな、、、。

おそろしや。

まんまと、ブルーレイとぬいぐるみを注文しました。
ジブリパークも楽しみですね。


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