2021年11月1日

noteの使い方すら分からない自分が初めて投稿する話がこれでいいのかは分からない。自分の記憶を、人生の一部を、文章にするのは初めてで、何が正解で何が間違いなのかもわからない。だけど、今自分のてのひらから零れ落ちてゆく忘れたくない記憶は此処に書き残そうと思う。
















あの日から早2年が経とうとしている。きっと一生忘れられないであろう恋話。今でもその人を1人の人間として思っている。思っていたいと思う。初めてこの人の為になるなら生きたいと思えた約1年間の話だ。




あの日私は君に好きだと言った。
結末はわかってた。振られることなんて。
それでも好きだった。依存してた。
だって君は可愛い顔で笑うから。


君を初めて知ったのは2020年の冬だったっけ、
新しく来た私を君はどう思ったの。
私は初めて会った時怖いと思っちゃった。
君は余り喋らなくてあの場所に行く時間帯も合わない。前髪も長いし背も高い。足音も大きいし声も低い。(笑い声は高かったっけ。。)


初めてちゃんと話した時のことは覚えてないけど
私が何故か君に惹かれ始めてたのは覚えてる。
君と会う度緊張して君が先に帰ったら少し寂しくていつもより多めに話せた時は嬉しかった。
そしてその時初めてこれが恋だって気がついた。


気づいてからは早かった。君と会えるかもと思う日は必ずいつも以上に綺麗にして、君と話す妄想をして、君が来るのを心待ちにして。それでも私は馬鹿だからいざ君が来ると緊張して話せなくなってた。そんな私を見て君は優しい声で話してくれた。笑ってくれた。嬉しかった。人生で初めて好意を持った人が話してくれてる。それだけで十分幸せだったんだ。


私が君に対して好意を持ってることは周りの人には直ぐにバレた。きっと君にもバレてたんだろう。私はそんな事は知らず君への「知りたい」が増えていった。
初めは君の歳、自分の3つ上だった。
次は君のSNSのアカウント、ある日偶然あの場所で会う事ができたから君にSNSをやってるか聞いたんだ。
そしたら君は「やってる」と。
共通の友人のアカウントから君のを見つけてフォローした。しばらくしたらフォローが帰ってきて、君からメッセージが送られてきたのを覚えてる。そんなところでも君が送ってくる言葉は優しくて嬉しかったんだ。その日から思いの外君との会話は続いてたわいもないこと話した。初めはギターの話だった。君がギターを弾いてると知ったから、そのお陰で自分にとって大事だといわれる時期にギターを始めてしまったんだ。でも君と話すことが出来て、君と触れ合うことが出来て、音楽を好きになれたんだ。後悔はしてないよ。
ありがとう。


君のSNSには時々女の子が写ってたんだ。それを見た私の脳内にはいろんなことが浮かんだ。この子は誰なんだろう。君とはどんな関係なんだろう。恋人なのか、はたまた友達なのか。沢山のことを考えたけど実際にはそんなことどうでも良かった。君が笑っていてくれれば、また逢えれば、それだけで良かったんだ。


ギターに関しては君の言う通りにした。君がこれはあった方が良いと言えばそれを買った。君がこれを使ってると言えば同じのを使った。時々あの場所で君に教えてもらったりもした。君にとっては大したことのない時間だったかも知れないけど私にとっては大切な時間だったんだ。人生で初めて嬉しいと言う感情を実感できた。


そんなことを思っていたら月日は過ぎて私も君も次の進む道を決めなければいけなくなっていた。私はやりたいことも進みたい道もなくて迷っていた。だから私は君が通っていた場所に行くとこにした。学年的には一緒には通えないけどそこに行けば君の思い出や、君の話を聞けると思ったんだ。一方君はギリギリまで悩んでたっけ。周りの人たちは君の事を焦らせていたけど、私は君がどんな場所でも笑って居てくれればいいと綺麗事かもしれないけど思ってたんだよ。


11月1日
私は君に想いを伝えた。最後の一押しをしてくれたのはそのとき仲良かった友人だった。
本当はね、直接伝えようとしてたんだ。
でも君の歩く速度が早くて、ギリギリ追いついて、何かを伝えたっけな。その後私は君にメッセージを送った。
「好きです。でも断られるのは分かってるから。」と。
そしたら君はなんて言ったか覚えてる?
「偉いね」って。
私の事を褒めたんだよ。君はずるい。俗に言う、当たって砕けるをした私にとってその言葉は砕けた私の心を歪にくっつけた接着剤のようだった。
返信速度がその時は遅かったからきっと君なりに考えてくれた優しさの文章だったんだろう。でも少しだけその文章に傷つけられたんだよ。
『優しさは時には凶器になる』ってこうゆう事を言うんだろうなと思った。


2週間と2日後
あの日は自分の誕生日だった。失恋した日から時間が経ったけどその時はまだ君のことが好きだった。だからなのかもしれない。君に祝ってもらいたくて、ただ「おめでとう」って一言が言われたくて。行く予定じゃなかったのにあの場所に行った。そしたらそこには友人が何人かいて、君が気がつくようにとわざわざ君がいる前で私におめでとうって言ってくれたんだ。その数時間後君と2人になる時があって、そこで君は「今日誕生日なの?」と聞いてくれた。だから私はそうですと答えた。そしたら君は「おめでとう」って言ってくれたんだ。嬉しかった。もう君とは話せないだろうと思っていたのに君からのおめでとうが聞けるなんて。尚更思ってもいなかった。そこで私は更に君を好きになった。



























とりあえず初めてはこれぐらいにしよう。長くなってしまった。
1年前まで君との会話は沢山したはずなのに半分ぐらいしか思い出せなくなってる。
思い出したらまた続きを書くことにする。

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