我が子をエリートにする子育て法

発達心理学の創始ピアジェは、
論理操作が本格的に発達するのは12歳からだと示している。

つまり、
小学生の度を越したお勉強や
年齢早めのお勉強は、
むりがある、と。
(ここで言う「ムリ」とはできないという意味ではなく、発達を狂わせるということ)


生まれたとき、なにもできない状態から
ひとつずつ段階を踏んで
人として育っていくけれど、


それにはまず、生きるための脳が先で、
12歳(個人差はあり)ごろから
いわゆるお勉強できる脳を作るように、
人間はできている。


食べること、
立つこと、
話すこと、
歩くこと、
伝えること、
笑うこと、
その基本的な「はじめのいっぽ」の力は、
やがて
自分を信じること、
意志、
やる気、
クリエイティブなちから、
を育てる。

たとえばちゃんと段階踏んで最初の人間の力から順に育ってきたこどもは、
ほっといても、人間って知識を得る欲がそもそも強いから、環境さえそこにあれば自分から学びを習得し始める。
しかもそういう子は、
イヤイヤ中学受験してるこどもたちが3年生から必死にやってきたことを小6のほんの半年で簡単に超えるだろう。

原始人的な
うっほーが
最強のエリートなんだね、ほんとは。


今の学校の姿に、
日本の歴史が大きく関与しているし、
大量ソルジャーが必要だった歴史からしたら
右向け右をする人間を育てる合理性は
仕方がなかったんだろう。


けど、そんな「あたりまえ」を疑って、
みんな我が子だけには気付け、と願う。


保育士が軽視される社会だけれど、
就学前に、生きていく脳を作っているときに出会った他人の大人の関わりは計り知れない。
保育士ガチャはしかも当たりやすい(ちゃんと発達心理学を勉強してる)から、
プロにはじめの脳を育ててもらうのも結構アリ。


さて、

勉強させなきゃ、シュクダイさせなきゃ、
と、親が学校が言うままに従ったり、
早いうちから受験や本人の意思ではない勉強を「やらせ」続けると、

、、、、


ここが怖いんだけど、
人間の心の闇は
偏差値で出ないんだな。

まず生きていくためのちから、それから学問。
その順番を無視して早いうちから詰め込ませると、、、、


実際、ホラー。


幸せは、自分が感じるもの。
高学歴やエスカレーターの進学は、
本人が知識を欲して楽しんだ結果付いてくるなら良いけれど、
早め早めと塾業界の罠にハマって焦ると、
他人から見たら「幸せ」があるように見えるハリボテの人生を歩き、心の中は常に乾いて他人にイライラして自分自身が許せない、そんな大人に仕上がるよって話。


逆に言えば、
こどもを良い学校入れたいなら
人生の前半勉強させないで
ひたすら「生き」させて、
ひたすら遊ばせて、
いずれ学習に飢えだしたらそのとき思いっきり塾や参考書を提供してあげればいい。


ほっとけばいいだけだから。
エリートの子育てはかんたんなんだ本当は。