肌寒い季節にそうめんを食べる理由
昨日の夜ごはんはそうめんだった。
僕は今、仲間たちとガレージで働いている。
毎日集まって、YouTubeやビジネス、エンタメ活動なんかをあーでもないこーでもないと話しながらワイワイやってる。
ご飯は外食もあるけど、一生懸命働いてる僕らを見て、ガレージオーナーの奥さんが作ってくれる日も多い。
17時くらいに「今日は何が食べたいですか?」って聞いてくれて、リクエストに応えた美味しい料理を作ってくれる。これがほんとありがたいんよな。
そんな夕ご飯のリクエストタイム。
僕はそうめんが食べたいな、って言った。
奥さんは一瞬「え?そうめん?」と怪訝な反応をした。
無理もない。僕はいつも調子の良い冗談ばかり言ってるから、まだ3月の中旬にもなってない肌寒い時期にそうめんと言われると、何かのボケだと捉えられるのも無理はないだろう。
一緒に働いてるうちの1人、ヤスマは「そうめんいいっすね!」と追随した。
こいつも僕に負けず劣らず調子が良いので、奥さんはさらに本気かどうかを疑ってくる。
ガレージオーナーのくっすんはこのやりとりを我関せず、と言わんばかりに無視してる。
無視というか、彼は基本的に自分の興味あることにしか反応しない。
夕ご飯がそうめんかどうかなど、彼には大した問題ではないのだろう。
僕は「いや、どうしてもそうめんが食べたいんすよ!」と言った。
ヤスマも「もうそうめんしか考えられない!」と言った。
奥さんは渋々「ほんまにそうめんでええんじゃね?」と確認した。
ヤスマは「おにぎりも作ってください」と言った。調子がいい。
そうめんとおにぎり。まるで暑い夏の日のお昼ご飯のようだ。
奥さんはいつもしっかりした夕ご飯を作ってくれるから、本当にそんな簡単なものでいいの?って顔をしながらそうめんを作ってくれた。
ちなみに、その前の日は鯛めしだった。感謝の気持ちを込めて手のかかるものを作ってくれてる事をアピールしておこう。
くっすんは、めんつゆを買いに行かされた。なんかやってたけど渋々買いに行った。オーナーだけど立場は弱い。
19:30ころ。夕ご飯の時間。食卓にそうめんが並んだ。
そうめんとおにぎり。
ありがたいことに肉がたっぷり入った野菜炒めと熱々の味噌汁まである。
めんつゆに薬味を入れる。ねぎ、かいわれ、大葉、錦糸卵。暑い夏を思い出す。
氷の入ったそうめんはよーく冷えてて、冷たいめんつゆにつけて一気にすする。
うまい。
みんな口々にうまいうまいと言って食べてる。
どうやら5人前も湯がいてくれたらしいけど、一気になくなった。ちなみにおにぎりは5.5合あったらしい。こっちもたくさん食べた。
いやーこの時期に食べるそうめんもいいっすね!
ぼく、この時期にそうめん食べたの初めてかも…
そんな言葉が飛び交う食卓。よかった、そうめんをリクエストしたものとしてはひと安心だ。
食べてみて、この時期にそうめんはないねってなったら、そりゃ多少なりとも責任は感じるから。リスクを負ってリクエストしたんだ。
僕がリスクを負ってまで、今時期にそうめんをリクエストした理由。
それは、夏っぽい食事をしたら新型コロナウイルスが勘違いしないかなって思ったから。
「あれ?そうめん?ってことは夏?ヤベー夏だったらもう出番じゃないじゃん!」
そんな感じで消えてくれないかなって思った。
同じような事を考えながらそうめんを食べた人がもしいたら連絡ください。
きっと仲良くなれると思うんだ。
新型コロナウィルスが早く消えてなくなりますように。
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