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やばい!やらかした…そんなときに聞いてほしい曲3選

noteの募集テーマに #スキな3曲を熱く語る というのを見つけ「音楽好きとしてはこれは是非書きたいな!」と意気込みながらも…いやいや、既に募集最終日になってましたよ。

いや、これが考えてみると3曲って難しい。当然、40年も生きてると好きな曲が3曲で収まるはずもなく…となると何かしら限定の括りをつけるしかありません。

好きなアーティストにするか…いや、それで3曲とか絞り込める気がしない。好きなアーティストから3曲絞り込めだなんて苦行でしかない。学生時代に聞いた曲縛りにするか…いやいや、そんなの思い出バイアスもあいまって、到底3曲に収まるわけがない。さて、どうするか。

なんやかんや悩みつつ…決めました。

そうだ、こんな時代だからこそ…みんなに寄り添う選曲をしよう。ぼくのこの選曲が、落ち込んでる人の何か励まし的なものになればこんな嬉しいことはない。

というわけでテーマはこれです。

「やばい!やらかした…」と思ったときに聞いてほしい曲3選、これでいきたいと思います。もちろん、全てぼくの好きな曲です。熱く語ります!

やらかしてない人も、いつか必ず訪れるであろうそのときの為にブックマークしといてください。くれぐれも効果を試すためにわざとやらかすのはご容赦ください。あなたの周りの人が困ります。注意事項は以上です。ではどうぞ!


今こそ大事なあきらめる視点を教えてくれる曲

まず1曲め。2002年リリースの曲なんですが、これこそ今の時代に必要な曲かもしれないです。

やらかして落ち込んでるとき、もちろん元気づけるような言葉や「成功するまであきらめなければ失敗じゃないよ!」が必要なときもあります。

が、どうしようもなく心が弱ってるときにはそんな言葉も重荷になるかもしれない。だからこそ、まずはこの曲をセレクトしたい。

華原朋美「あきらめましょう」

残念ながらSpotifyにはありませんでした。まずは出だしの歌詞をどうぞ。

あきらめましょう あきらめましょう
スッキリしましょう パッパッパラッパ

リリース当時、ぼくは何かのギャグかと思いました。だって…同世代を生きた人はわかると思いますが、華原朋美といえば小室哲哉と最強のカップルっぷりをTVで圧倒的に見せつけて、そして破局したカップルですよ。

小室哲哉が最後に提供した曲が1998年10月のdaily newsですから、そこから約3年半の歳月を経た2002年4月にリリースされたこの曲…もうこの頃は明らかに世間の空気は「華原朋美、捨てられたな…」というものだったと思います。かなり精神的にも落ちてるイメージ。ほとんどテレビを見ないぼくにもその空気は伝わってくるほどに。

そこでストレートに「あきらめましょう」って…いや、ほんとなんかすごいな!なんかこう、タブーに切り込んでる感。思いっきり自分をさらけ出してる感。だからこそこれ以上なく伝わる…当時めちゃくちゃ驚きました。

初めはワードのインパクトと歌ってる華原朋美の状況に引っ張られて聞いてたこの曲ですが…いやいや、よく聞いてみるとなんかイイんすよね。

この潔さ。シンプルなメッセージがスッと入ってくる感じ。もし、何かやらかして取り返しがつかなくなった状況に追いやられて、心身ともに枯れてたら…そんなときは「がんばれ!」じゃなくてこんな言葉をかけてほしいのではないか。うん、わかる気がする。

それを華原朋美が歌ってるところがすごい響く、これが歌手なんだよな、と。

あれから19年が過ぎましたが、あきらめることの大切さ。もっと価値が上がってきてる気がします。

ただ、この曲のカップリングは「明日を信じて」なんすよね。そこが見逃せない。あきらめてもそこで終わりじゃない。絶望の歌じゃない。明日は来るってことで。聞いてみてください。いい感じに力が抜けるはず。


へんてこな呪文で明るく楽しくなれる曲

そして2曲め。これはもうめちゃくちゃ好きな曲です。誰かが落ち込んでたら横で流してあげたくなる曲です。そしたらたぶん踊り出してしまうかも。2004年リリース。

コミカルで底抜けに明るい曲だけど、歌詞をよく聞くとやさしくて、なぜか物哀しい…名曲です、マジで。

ちびまる子ちゃん with 爆チュー問題「アララの呪文」

時にはまちがえたり 叱られてしまったり
いろんな事がある 人生だけど
それはそれなりでもいいのさ
ケセラセラセラセラリンコ

セラリンコって何だよ!という爆笑問題田中さんのツッコミが聞こえてきそうですが…

作詞はさくらももこさん。作曲が岡本真夜さん。

ふざけたアニソンと見せかけて、この2人が手がけるとやっぱり、どこか明るさの中に哀しさを感じます。でもそれがめちゃくちゃいいんすよ…薄っぺらな取ってつけた希望ではなく、リアルな希望というか。

歌ってるまるちゃんの声も心地よく、爆笑問題の2人との掛け合いも最高です。ずっと聞いていられる。

聞いてて楽しい!楽しすぎるけど…なぜか涙が込み上げてくる。やらかしても人生ってこんなもんで、それなりで悪くないな、と。バカらしくて元気でる。最高。

ただ、今となってはさくらももこさん逝去を思い出してしまい、ちょっと悲しさが増してます。もう新作を見ることはできないんだよなぁ…名曲を遺してくれてありがとうございます。

アララの呪文、いろんなことがある人生のお供に選んで損のない名曲です。

岡本真夜バージョンもいいよ!


嫌なことは全部リセット!スカッと元気になれる曲

ラスト3曲目。2000年リリース。なんかこの時代に集中してしまったのは偶然なのか、そういう時代だったのか。

当時大学生だったぼくは、この曲でいつもみんなで盛り上がってました。そんな思い出バイアスもしっかりかかった曲。

もうね、気持ちいいんすよ。バカっぽいというか振り切ってるというか。失敗も嫌なことも勢いで「ごめん!今のナシでお願い!」みたいに押し通して許される感じの底抜けにハッピーな感じがいい。隠れた名曲と言っても過言ではないはず。

作曲はDANCE☆MANで作詞はSMAPでおなじみの森浩美さん。ネタ曲っぽいけど土台はしっかりしてるのが分かると思います。

郷ひろみハイパーGO号「なかったコトにして」

もうなんか名前もジャケット写真もアホ全開でしょ(笑)郷ひろみじゃありません。郷ひろみハイパーGO号ですのでお間違い無く。

これ、当時めちゃくちゃ笑ったし、すげー勢いもらえた!失敗しても「ごめん!なかったコトにして!」これで許されるならなんでもいけるじゃん!と。

ちょっとなかったことにして ささいな争いも
あんまりギスギスしないで
許す気持ちも大事さ 笑って生きましょう

うん、いい歌詞だ。そう思って聞いてると、この直後に「GO!GO!GO!GO!GO!」の連呼が来るという。いやほんとその辺がアホっぽくて最高なんすよ。

女の子たちに囲まれて郷ひろみがこの曲を歌ってるのをテレビで見て「ああ、人生ってこんな楽しいんだな」って本気で思った21歳のぼく。もう20年以上も前か…でも鮮明に記憶に残ってる。

あれから、割と「やばい!やらかした…」と思ったときに、不思議と聞こえてくるんですよね、この「GO!GO!GO!GO!GO!」が。なかったコトにして、前に進め!と。

音楽の力ってすごいな、と思う。頭で考えるより前のところで、記憶に刻み込まれてるメロディと歌詞があって、それが元気をくれる。多分、意識してないところで何度も何度も助けられてる。こんなバカっぽい曲なのに、ほんと最高。

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あまりにも最高なんでGOGO!タオルを作ってしまった。郷ひろみに敬意を込めて、なかったコトにしたい時はこのタオルをかざして今日も生きてます。この曲、マジでハマるので聞いてみてね。イントロからかなりカッコいいので。

***

はい、というわけで今回はぼくを支えてくれてる曲を3曲紹介しました。意外というかやはりというか…ありがちな応援ソングというより、ちょっと変化球ある感じになりましたね。そこも自分らしくて好きだったりします。

それにしても3曲選ぶってのはいいすね。テーマ考えるのが楽しかったです。募集は終わったけど、また何か絞って書いてみたいな。

よかったら聞いてみてください。では!

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