2023年「劇的に自分の生活を変えた本」ランキング1位
読書も勉強も、仕事もそう。すべてを一から理解しようとして、結局何も頭に残っていない。
自分はなんて要領が悪いのだろうと思っていた。
どうやら、すべてを理解しようとするのはバカのすることらしい。
頭を使って何が大事なのかを考えられていないのだ。
もし、「要領が悪いなあ」「もっと効率よくこなしたいなあ」という悩みを持っている人がいたら、ぜひこの本を読んでみてほしい。読書も勉強も、仕事も、すべての密度が濃くなり、今までとは違った景色が見えるはず。
弁護士である筆者が取り組んできたインプット術を実体験とともに紹介。
読書、勉強、仕事の3つについて、短時間で大量かつ有益な情報や知識を手に入れる方法をわかりやすく学べる1冊。
本書の内容を一言でまとめるなら、「無駄なインプットをしない」。
どういうことか、読書の仕方についての内容を抜粋した。
・本を「読む」のではなく「見る」
新聞のように本をパラパラとめくっていき、自分にとって有益な情報を探し、気になった部分やインプットしたい部分があったら詳しく読んでいく。
・文章の構造を理解する
ビジネス書、自己啓発本などの実用書は、多くの場合、文章構造が
① 問題定義
② 理由・データ
③ 結論
となっている。
上2つは飛ばしたりななめ読みをし、結論のみをインプットする。
(結論の裏付けとなっているデータなどの細かい数値は正確にインプット
するほどの価値はない)
・「飛ばし読み」を駆使する
① すでに知っている部分
② 難解な部分
は読み飛ばす。
(難解な部分は今の自分のレベルにあっていない内容だから。
コスパが悪い。)
きっと、できる人は自然とやっているのだろう。「何を当然のことを言っているんだ」と思う人にはこの本は役に立たないかもしれない。
だが、自分は要領が悪い人間なので、
「そうか、ビジネス書を読む目的は、自分の知らないことをインプットすることだから、もう知っていることは読む必要がないんだ!」という感じ。
そりゃ効率も要領も悪いよね。
何が大事かを考えずにひたすら詰め込もうとしているのだから。
上記は読書についての話だったが、もちろん仕事にも勉強にも応用できている。
今自分がしている中小企業診断士の勉強についていえば、問題集やテキストを何周もする際、すでに知っている部分は読み飛ばしている。また、単語帳を作ることで、重要な部分を考え、見極めて集中的に覚えられる。
無駄なインプットをしないだけで、残った必要な情報がインプットされる感覚。
面白すぎて一瞬で読んでしまった。
「劇的に自分の生活を変えた本」ランキング、今年の1位かもしれない。
超おすすめです。
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