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「武器としてのデータ活用術②」

長くなってしまったので、その2です
前回の記事はこちらから!


(3)現状を把握する
(4)評価をする

現状把握(結果)と評価(結論)は違います。結果は、ただグラフや表から読み取れることを述べたもの。結論は、その結果を踏まえて、どうしていけばいいかを述べるものです。

そして、結論を述べるために重要なのが、「比較」

過去と現在を比較するのか、時間は現在に固定して周囲と比較するのか、、、。

これらによって、言えることやストーリーが変わってきます。

結果「売上前年比が下がっています」
結論「売前年比が全国平均を下回っており、早急に対策する必要があります。」

違いは一目瞭然ですよね!


(5)要因を特定する

データから直接具体的なアクションを起こしたり、何らかの判断を下せないと、データ分析をしているとは言えません。ただ、「なぜその問題が起こっているのか」を特定しないと、効果的なアクションには繋がらないのが難しいところです。

「売上前年比が全国平均を下回っている」ことを改善したい場合、(4)までの状態からアクションを考えると、「宣伝をたくさん行う」「ポイントカードを普及させる」「接客クオリティを挙げる」等々、いくらでも挙げられますよね?

全てのアクションを行えばどれかに効果があるかもしれないですが、それでは時間とお金がいくらあっても足りません。

データに基づいて確度の高い対策を行うには、問題を引き起こしている要因を探り、その要因に向けてアクションをする必要があります。

手順は、要因候補を挙げ、指標を特定し、関係性を確認する。

要因候補は、できるだけモレ・ダブりなく、論理的思考を用いて考えます。

要因は一つではないし、いくらでも深く掘れるものです。見つけ方の絶対的な正解は無く、自分の中でストックを貯めていくことが一番だそう。


(6)方策を考える

確実に効果が出せるところまで深く掘り下げた要因に対し、最後の最後に方策を立てます。途中の段階で方策に走らないように!



データを活用して問題を解決するまでの手順を細かく分けてくれているので、自分がどこでつまずいているのかがよくわかるし、自然にできていた部分についても、言語化してくれることで、今後進める際の助けになることは間違いないです。
自分がこれまでデータを使ってやっていたことは、要因の掘り下げが浅く、方策に繋がっていなかったので、現状把握で止まってしまっていたことがわかりました。今後は最終的な方策までたどり着けるように、掘り下げを意識していこう。

また、私生活の問題についても使えますよね。悩みがあるときって、短絡的に「こうしよう!」と、とりあえず行動してしまいがちだけど、それって問題解決につながっていないんじゃない?とか。考えるきっかけをくれそうです。


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