ただの日記(マーケティングで2年間の振り返り)

今日の午前、FY22下期の総括が下りてきた。

上司からは、「周囲からの信頼を獲得した」というようなコメントが残されており、一社員として店舗に必要な人財だと評価してもらっていた。

何十年も書店員をやってきた社員たちに囲まれ、自分に何ができるのかわからない状態で過ごしている中、本当にたまたま、「自分が誰よりもやっている」「自分にしかできない」と言える役割(一番売り場のヘルプに入ること)を作ることができた。

下期は特にそれを意識して動いたことで、お店に貢献している実感があったし、最終的にそこを評価してもらえたことは嬉しい。

今回、「USJを劇的に変えた、たった一つの考え方」というマーケティングの入門書を読み、マーケティングを用いて考えると、自分が今の状態に至れた背景がよく分かった。

USJを劇的に変えた、たった一つの考え方
森岡毅

著者がUSJをV字回復させた事例をもちい、マーケティングの基本的な考え方を学べる入門書。


目的:OBJECTIVE(達成すべき目的は何か?)

目標:WHO(誰に売るのか?)

戦略:WHAT(何を売るのか?)

戦術:HOW(どうやって売るのか?)

これを上から順に考えていくのがマーケティングの考え方で、整合性のある戦略と戦術を生み出しやすくなるそう。

このフレームワークを自分の事例に当てはめてみると、

目的:OBJECTIVE(達成すべき目的は何か?)
             社内で自分にしかできないことを見つける

目標:WHO(誰に売るのか?)
            上司。他の社員。スタッフ。

戦略:WHAT(何を売るのか?)
            若さ・体力

戦術:HOW(どうやって売るのか?)
           一番売り場のヘルプに入る

となる。

これを最初から考えられていれば(無理じゃない?)、あんなに苦しむことも無かったのだろう。

こう見ると、「何を売るのか」が、他の社員が持っていない自分だけの強みだったことで、自分の目的を叶えることができたのがよくわかる。

結果的に「若さ・体力」を売ったことによりこの形になったが、

「理系で、数字に多少強い」ことを売れば、データを分析して店舗の改善ができたかもしれないし、「様々な部署にいる日販同期とのつながりがある」ということを売れば、店舗で応用できそうな事例や情報を集めて共有できたかもしれない。

自分の持っているモノを把握しないと売り物にできないから、自分の特徴、強みを常に考えていこう。


今回は、自分が社内で立ち位置を作るための話だったが、この考え方を頭に入れておけば何にでも応用できる。

店の売上を上げたいなら、ターゲットを明確にして店の強みを考え、それをどう顧客に届けるかを考えることになる。

どう届けるかが決まったら、それを実現するために自分のどんな強みを使うのかを考えて、、、

森岡毅ってすごい。

今日評価が返ってきたことで、自分の中でも一つ区切りがついて、やってきたことを整理することができた。

明日からもがんばろう。

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