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行政機関を退職して1ヶ月

経ちました。

15年勤めた国家公務員を辞め、無農薬栽培のお米を作りながら

生まれ育った地域の食と人(子供)を本当の意味で豊かにするお手伝いがしたい。
(私の想う本当の意味とはまた書かせてください。今は説得力ないので、、)

そんな夢を掲げ3月31日に晴れ晴れと退職をしました。

子供を3人育てるお母さんでもあるので、4月は学校行事で忙しいだろうし、

いきなりバタバタと新たなスタートをしなくても、と、

今は勉強なり身のまわりの整理だったり、じっくりと自分の置かれている状況を

味わおう。だって、いきなり立ち止まっても何も周りに迷惑掛けない状況って、

人生のうちにそうないかもしれないから、うんと今は自分を労ってあげよう。

4月はそんな月にしよう。そう思っていたのだけれど。

 ー私は結局のところ何がしたいのか?いや、今はじっくり休もう。休まないと良い思考も生まれない、、、でも。。

そんなことをグルグル考えて、何も手につかない、何も形にできていない、

放心状態。これが退職ブルー。

そんな1ヶ月になってしまった。

米屋を営む母に、

あまり力になれない1ヶ月だったね、ごめんね、とポロッとこぼしたら、

『あんたが最近浮かない顔をしていたのは気づいていたよ。無農薬する田んぼにも毎週通って作業して、学校の役員も引き受けて、自然農の講習も受けて、、、
忙しくしてたじゃない、色々と動いているなあって思っていたよ』

と、具体的に私の1ヶ月を振り返ってくれた母の言葉で、
ほんとだ、色々してるじゃないか、私。と素直に思えた。

その行動一つひとつに意味があると、自分で自分を肯定していなかっただけだったのかも。あのモヤモヤも今の私に必要な期間だったんだ、と落とし込めた。

そして、たった今、気づいたことが。

この1ヶ月、子供との何気ない日々の会話がとても増えていた。
保育園や学校に通っているので、公務員の時と比べても一緒に過ごす時間はさほど変化はない。

車での送り迎え、料理をしている間、食事の時間、、どの時間もたっぷりそれぞれの子供と向き合ってじっくり会話を楽しんでいた。

これは公務員の時に私がすごく望んでいたことだった。
いつも忙しなくすぎる日々、子供との時間は一瞬一瞬が貴重で、その時期の子供は
その時にしか触れ合えないとわかっているのに。全く余裕がなかった、あの頃。

退職1ヶ月にして、意識せずともそのような環境になっていたのはとても嬉しい。

さて。明日から5月。

もう一度、自分が退職を選んでまでやりたいビジョンを整理。家族とのバランス。

地域の米栽培はこの1ヶ月の情報収集でとても苦しい状況だということを痛感した。

前向きな手立ては。私のビジョンと点と点が線になるよう、どうしたら未来に希望が持てる?何を学びながら進む?

やっぱりこう打ち出してみると、不安よりも、“楽しそう“が勝ってしまう。

不耕地の山の田んぼ、ここで無農薬栽培に挑戦する。

この山の田んぼで5月はどんな景色を見て、どんな感情の日々を過ごすだろう。

ひとつ一つ丁寧に向き合っていこう!

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