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映画「ぼくのおじさん」原作北杜夫、主演松田龍平

公開年 2016
製作国 日本
監督 山下敦弘
キャスト 松田龍平、真木よう子、大西利空、戸田恵梨香他
評価(10段階): ★★★★☆☆☆☆☆☆

北杜夫が自身をモデルに書いた小説の映画化(原作未読)。

「自分のまわりにいる大人について」という作文課題が出た小学生のゆきお。
ゆきおが題材に選んだのは居候のおじさん。
居候させてもらっている兄の妻を恐る様子や、お土産を買おうとするくだり、さらにゆきおとのお出かけの様子などなど、作文っぽく語られていくおじさんの生態は面白い。

(以下ネタバレ含む。)

後半の舞台はゆきおの作文のおかげで行くこととなったハワイ。
ここからの展開はかなり退屈だった。
“ぼくのおじさん”が気になってこの映画を観ているのであって、エリーにはそこまで興味はない。コーヒー農園経営の話や元恋人まで彼女の人生を掘り下げられていく展開で、興味のない話は続くしおじさんの出番は減るしでとにかく退屈。
ハワイの景色が見れてそれだけで癒されて満足というならそれでも良いけれど。もしかしたら監督もハワイでロケをしてそれだけで満足してしまったのかと思ってしまうくらいに、ハワイでのエリーのくだりが長い。

ゆきおの作文を評価し、そこから更におじさんに興味を持った様子の担任の先生。原作はどうなっているのかわからないけれど、そっちのエピソードの方が面白そうだと思った。

コーヒー収穫の大変さがわかったのは収穫かも。

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