久保木勇耶│編集者・ライターの役割を次のステージへ

「編集+ライティング」ではなく「編集×ライティング」┃26歳のとき、鳥取から部屋なし・…

久保木勇耶│編集者・ライターの役割を次のステージへ

「編集+ライティング」ではなく「編集×ライティング」┃26歳のとき、鳥取から部屋なし・仕事なし・貯金少しで上京。広告会社の編集、月刊誌のライター、ビジネス書出版社の編集長などを経て、現在は編集力で企業のブランディング・マーケティング・広報を支援する「企業内編集部」のサービスを提供

最近の記事

【ライティング編⓪】編集・ライティング作業はWindows版Word一択の理由

何のソフトを使って文章を書いていますか? このnoteでは「心構え編」「取材編」「ライティング編」に分けて書いていきます。今回はライティング編の初回なのですが、いきなり番外編的なイメージで、使うソフトについて書いてみます。 ライター初心者向けの記事などでも、「ツールは何が必要?」みたいな内容をよく見ます。結論、何でもいいのですが、私は、文章を書いたり編集したりするときに、必ずWordを使っています。 最近はGoogleドキュメントなどを使う人も多いですが、私はWord、そ

    • 【取材編②】相手も自覚していない「本当の考え」を引き出す質問項目

      限られた時間内に本質を引き出すためには 前回は、読者の想定を超えるコンテンツをつくるための「取材準備」についてお話ししました。今回は、どんな質問をすれば相手の深くにある言葉を引き出せるのか、具体的な例を挙げて説明します。 まず、「誰でも聞ける質問」があります。例えば「なぜ、その仕事を始めたのですか?」「やりがいはどんなことですか?」「仕事において大事にしていることは何ですか?」といった視点です。 もちろん、これらの質問がマストの場合もあります。例えば、あまり有名ではな

      • 【取材編①】読者の想定を超えるコンテンツをつくるための「取材準備」

        ※このnoteでは、インタビュー記事や書籍の制作を前提にしています。 相手の情報を調べるだけでは不十分今回は、「取材編」の1回目として、取材の事前準備についてお話しします。 編集者・ライターはみんな、「事前の下調べが大事」だと言います。相手が著者であれば著書を読む。ネット記事にも目を通す。さらに所属している組織のウェブサイト、ブログ、SNSなど、集められる情報はすべてチェックする。「先入観を持ちたくないので、事前に相手のことは調べません」という人もいますが、これは問題外

        • 【心構え編①】「聞くこと・書くこと・編むこと」がなぜ楽しいのか

          「オシャレで楽しい仕事」の本当とウソ 前回、初めて記事を投稿し、嬉しいことに多くの方に読んでいただいたようです。これからは、価値あるコンテンツをつくるために必要な考え方やスキルを、「心構え編」「構成編」「取材編」「ライティング編」に分けて書いていく予定です。 その中の「心構え編」では、編集者・ライターにはどんなマインドセットが必要か、あるいは、この仕事をすることで何が得られるのか、といった視点で書いていきます(「心構え編」だけ続いても面白くないので、「構成編」「取材編」「

        【ライティング編⓪】編集・ライティング作業はWindows版Word一択の理由

          【Vol.0】これからの編集者・ライターに求められる力

          「編集」「ライティング」は教えられない? はじめまして。ビジネス書出版社で編集・ライティングをしている久保木といいます。このnoteでは、情報が溢れる社会の中でも価値を持つコンテンツのつくり方について、僕なりに考えていきます。 編集者やライターと言えば、書籍や雑誌をつくる人を想像すると思います。僕も以前はビジネス書の編集や著名人へのインタビューライティングをしていましたが、いまは少し違います。 僕たちが提供しているのは「企業内編集部」というサービスで、ざっくり言うと企業

          【Vol.0】これからの編集者・ライターに求められる力