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インドで見つけた経理の夢をアトラエで叶えたいと思った話

こんにちは。2021年11月に経理としてアトラエに中途入社したみゆうです。アトラエに入社して早8か月。今日は何故アトラエに入社したのかを振返りつつ、実際に入社してみてどうだったのかを書き留めていきます。

経歴

まずは私が何者なのかを経歴を通して自己紹介。

1社目:エン・ジャパン株式会社(営業/ディレクター)
  1年目_求人広告営業@東京
  2年目_求人広告ディレクター@東京
  3年目_人材紹介営業@インド
  4年目_求人広告ディレクター@東京
2社目:Capy株式会社(経理+何でも屋)
3社目:株式会社アトラエ(経理)

こうしてみると落ち着きがない経歴ですね。。ファーストキャリアは営業で、2社目から自分の意志で経理にジョブチェンジをしました。

インドで経理になると決めた

転機は社会人3年目。インドの首都デリーにある現地子会社へ出向する機会を得たことから始まります。

メイン事業は採用支援。ということで、インドで新規開拓をゴリゴリしながら採用需要のありそうな取引先を広げていきました。慣れない環境であくせく働いていると、あることにふと気が付きます。

インドで事業立上げに奮闘している顔見知りの社長さんたちが、毎月のように一人、また一人と『志し半ばですがインドから撤退します』と去っていくのです。

日本にいるときも『インドでの事業は難しい。商習慣も全く違うから事業を成功させることが困難。』と聞いていたので、やっぱり難しいんだなぁ。。と、そう思っていました。

デリー付近の日系企業間で顔が売れ始めてきた頃、経営者の裏話や困りごとを耳にする機会が増えました。詳細はここでは控えますが、日本ではありえないような経理トラブルと皆さん日夜格闘していました。(5年未回収の売掛金〇億円とか、未処理の伝票が段ボールで山積みとか、横領とか…)そして皆口を揃えて最後には『信用できる経理が欲しい』と言って去っていきます。

でも紹介したくてもいないのです。経理経験があって、日本語ができる人は『インド』には中々来ない。(営業職や一般事務、マーケティング職、工場関連職は「面白そう!」と興味を持って貰えることが多いのですが、経理職はリスクを取らない気質の方が相対的に多いからなのか「大変そう」「怖そう」「インドのことはわからない」ということで興味を持っていただくことが難しい傾向にありました。)

そんな、紹介したくてもできない、もどかしい日々を過ごしながら、顔見知りの社長さんたちは次々『志し半ば』でいなくなる。

『あの会社、物凄い頑張ってたな』『あと少しで黒字化するって言っていたのに…』信用できる数字が出せなければ、あっという間に『事業撤退。打ち切り。終了。』となってしまう事実に愕然としました。必死に努力をしていた社長さんたちが涙ながらに毎月のように去っていくのは、胸にグッとくるものがあります。
 
もちろん経理だけが全てではないし、私には見えていない事実も沢山あったと思います。だけどそんな体験を通して『よし、経理にジョブチェンジをしよう。頑張りが数字一つで吹き飛ぶ世界を止められる人間になろう。』と心に決めて帰国しました。

経理にジョブチェンジ→2回目の転職

帰国後になんやかんやで転職。前職の会社に拾ってもらいました。簿記2級は持っていましたが、コーポレート業務も経理も未経験だったので、一から学ばさせて頂きました。

いつの間にやら一人経理になり、なんとかかんとか株主総会まで終えた後、『経理として成長していくなら、上場企業で、より数字への責任が求められる環境で挑戦したい』と思い2回目の転職を決意。

転職軸3つ

さて…初めての転職は縁故だったので、まともな転職活動は初めてでした。
まずは自分の軸を決めるか…ということで、30社くらいに話を聞いてみました。話を聞いてみる中で、私が転職で大事にしたいと思った軸は下記の通り。

1.経理としてスキルアップできそうか

経理は事業部の方々がいてこそ必要になる職種。新規事業を立ち上げるわけでも、売上を直接伸ばすこともできません。

そのため挑戦や成長しようとしていない会社では、経理は日々同じことの繰り返しになり(これはつらい)、長期的にみてもスキルアップが叶いません。だから『成長している会社』『変わろうとしている会社』という事を軸にしました。

2.経理に誇りを持てるか

とはいえ、経理が軽んじられている組織もたくさんあります。正しい数字を出すことが経理のミッションになるわけですが、「そんな事よりも」という考え方は悲しいことに少なくありません。自分のミッションを「そんな事」と言われない環境ということも大事にしたポイントです。

3.尊敬できる先輩がいるかどうか

前職では仲間には恵まれていましたが、経理担当は私一人だけでしたし、自分自身経理としてはまだまだひよっこです。迷ったとき、悩んだとき、経理として頼れる存在がいる環境で働けたら…ということもあり、尊敬できる先輩がいるかどうかも重視しました。

アトラエに入社してみて

そんな3つの軸で転職活動している中、アトラエと出会いました。

1次面接で太陽みたいな採用担当の笑顔に心を撃ち奪われ、2次面接でいきなりCFOが出てきたと思ったら、私が転職する理由とアトラエで叶えられることをとてもクリアかつ大変魅力的かつスピーディーに明示して頂きました。

『え、鈴木さんがアトラエに入社しない理由ってあるのかな?』と言われて、『確かに』と思わず納得。『こんなにも採用力のあるCFOって存在するのか』と度肝を抜かれながら、『アトラエに入社したい!』と思ったことを覚えています。

▼CFOについてはコチラ

さて…入社してみて8か月。実際の所はどうだったのか。

 ▼入社前

▼入社後

はい。この写真を見ると一目瞭然ですね。もうルンルンで仕事をしています。詳細は下記の通りです。

1.経理としてスキルアップできそうか
できます。
そもそもアトラエには-Atrae is Me.-という「全員がアトラエの当事者」という考え方が細部まで浸透していて、「これがアトラエにとって必要なんだ」と発言する権利を全員が持っているし、みんなバンバン発言します。

そして発言したことをポンポン実行に移します。「予定調和何それ美味しいの?」という勢いで全員が漏れなく物事をグイングイン前に進めます。

経理も例外ではなく、簡単な業務フローはもちろん全社的なルールやオペレーションも必要なら社歴も経験も関係なく自分で責任を持って発言して、プロジェクト化して推進することができます。

「今までこうだったから」「みんなそうだから」みたいな前例踏襲主義な発言をする人は一人もいません。

「より良くするにはこうすべきだ!」と思ったら社長にもCFOにもドンドン言いに行けます。社長はすぐ隣のガラス張りの部屋にいるし、CFOは同じ島のデスクに座ってるから声もかけ放題。

「経理としてスキルアップする環境を一から十まで与えてもらっているか?」という受け身な質問だと答えはNOですが、自分でこれをやりたい、やるべきなんだと当事者意識を持った瞬間にその責任者は自分になり、全てを自身の裁量で決定し実行することができます。(内容によってはもちろんチーム連携は必要です。)

またアトラエは東証プライム上場企業ということで、市場責任も大きく経理として守るべきルールも厳密かつ厳格です。挑戦しがいのある環境と、挑戦が自由に許される環境。

この二つが揃っているので、自分で『スキルアップしたい』と願って行動に移す限り、成長できる環境だと言えます。

2.経理に誇りを持てるか
持てます。
アトラエ内で経理が属するCADM(Corporate ADMinistration)は、“管理部門”や“サポート部門”とは呼ばれていません。ただ単に事務処理をサポートするチームなのであれば、この人数では到底やっていけないですし、事業部を管理するチームでもないからです。

私たちは、事業部の皆が前人未到の道なき道を爆速で走れるように、でもスピードの出し過ぎで崖から落ちてしまわないように、アトラエ全体の司令塔としての自負を持とうとチーム内で日々鼓舞し合っています。

またCFOも「1円でも間違えないマインドを持とう。1円間違える人はその内1億円を間違える。」と、経理の重要性、ミッション、ルールの重要性を日々のマインドから全社的に示してくれます。

その言葉に偽りなく、CFOは経費精算に一度も遅れたことがなく、申請内容に誤りがあった事もありません。証憑提出も誰よりも美しい。地味にこれって凄くないですか?

リーダーが『正しい数字を出すこと』の重要性を常に考えている組織なのだから、経理を、そして正しい数字を出すことを軽んじる人は誰もいません。

ゆえに「正しい数字を出す」ために自分自身も常に考え続ける必要があり、「まぁ、これぐらいでいっか」は許されません。厳しくもありますが、良い緊張感の中で働けていると思います。

そんな緊張感を持った毎日でも、ミスは起こります。ただ、アトラエには、ミスそのものを責めるのではなく、何が原因なのか、どうすれば今後失敗しないのか…を一つひとつ素因数分解して、再発防止策を考えるカルチャーがあるので、『正しい数字を出すこと』と同様に、もしくはそれ以上に再発防止策もしっかり検討し誇りある経理業務を全員で行なっています。

3.尊敬できる先輩がいるかどうか
その先輩が~(ドルルルルルルルル~ドラムロール風~)こちらです。
ドーン。

尊敬できる先輩いました。しかも2人。
 
真ん中のきょんさんは私のバディ(実務を教えてくれる先輩)。
全社の経理実務をほぼ一人で面倒を見る基幹システムみたいな人です。
全てのスピードと記憶力が凄まじく、時たま私はきょんさんの残像に話しかけていることがあります。税務も含めて物凄い範囲をカバーしているのに私のミスに秒で気が付きます。どういう仕組みなのかは未だにわかっていません。そしてひたすらにお優しい。
 
右側のまりりんさんは会計士資格をお持ちです。グループ全体の財務諸表をみつつ、監査対応、開示業務、新規事業の会計スキーム考案整備、内部監査…他にもetc…あれ、いつ寝てるんだ?なのに、私がすっとこどっこいなミスをしても、秒でフォローしてくれ、「大丈夫。次はこうしてみよう。」という的確かつ温かすぎるコメントまで。。私だったら絶対に舌打ちすると思う。

そしてお二人ともお子さんがいらっしゃいます。時間的制約が私よりある中で『アトラエをより良くするためには』を真剣に考えて妥協しません。普通『こんなもんでいっか』となりそうなものを、そうはならず次々課題を見つけて解決に勤しみます。

ほんまパワフル。
かっこよすぎる。
 
そんな大きすぎる背中があることは、一人経理では決して味わえない感覚でした。『一刻も早く追いつけるように!』と焦りにも似た緊張感は、成長への原動力に。『何が正解なんだ…』と迷いが生じた際には、道しるべとして。『もう経理に向いていないのでは』と落ち込んだ時には、カンフル剤として。
 
とはいえ、いつまでもひよっこ気分ではいられませんので、お二人を支えられるような人間になるべく精進を重ねる日々でございます。押忍。

最後に

  • 営業から経理に職種転換をした理由

  • アトラエに入社してみて

上記2つを振返ってみました。

すでに入社から8か月経つのに経理業務全容が見えてきているのかと言えば正直微妙で、未上場ベンチャー企業と東証プライム上場企業の裾野の広さの違いを感じている毎日です。厳しい。

とはいえ、超えるべき壁と志が同じ仲間がいることはとても幸せで、前職も恵まれていて楽しく働いていましたが、それでもやっぱり転職してよかったと心から思えています。

これからも『正しい数字を出すことで、事業成長を促進させる』そんな人間になるべく精進を重ねて参ります。みなさま一緒に頑張っていきましょう。エイエイオー! 


アトラエでは、各職種について積極採用中です。
少しでも興味を持っていただけた方、お気軽にお声がけください!


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