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暇をすごせる場所

皆さんは、休日や暇な時間をどのように過ごしていますか?
どうも、YAMASEIです。

ロビーで「なぁ、ひまー!!!!」って言っている青少年は結構いますが、その中にはセンターに「暇」を感じるために来ているような青少年も含まれています。

だいたい、こんな顔して受付で職員に申し立ててきます

家だと、どうしても家族という団体の一員としての存在である必要があったり、
学校だと、友達や授業や先生のなかで社会的に役割を果たさなければならなかったり。
大人になってもそうですよね。仕事と家庭以外の場でひと息つけるような経験、皆さんにもあるんじゃないでしょうか?

自分らしく自分のための時間を過ごすためには、こういった、いわゆる「第3の居場所(サードプレイス)」が必要、というのはだいぶ浸透してきましたが、それはポジティブな余暇充実の側面と、避難所的な性質をあわせ持っています。

例えば、家にいる人が仕事で、なかなか遅くまで帰ってこれない中学生の場合。
下校後、家族ごはんやお風呂やお迎えの準備をするまでの時間をセンターで過ごし、ひたすら「推し」や買ったものの話をしたり。

例えば、特性があり仕事もなかなか続かず、生きづらさや自分の価値への悩みを抱えた青少年の場合、相談というより煮詰まった感情を、なんとか吐き出しにセンターに来たり。あるいは、大好きな絵を描いて気持ちを整えたり(家には自分しかいないけど、なかなか描けない様子)。

職員がいるから、ほどよい騒がしさで他人の存在をぼんやり感じるから、無料で安心して過ごせる場所は、屋内ならここくらいしかないから、など、さまざまな動機があるようですが、青少年はそれぞれの理由でセンターのロビーでの時間を過ごします。

昨年度ユースカウンシル京都さんが実施した「センターの推しポイント」
のアンケート。色んな理由がありますね

やませいでは、もっとそんな青少年の止まり木となれるように居場所事業というものを行っており、それが例えばよく記事にあげている「Yico」だったり「やませいカフェ」だったりします。

安心して過ごしたり、安心して向き合える場所でありつづけられるように。

8月に45周年を迎える山科青少年活動センターですが、これからもさまざまな青少年を見守り続けていきたいな、と思っています。
これからも応援をよろしくお願いいたします。