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伝言旅

どうも、Yusugeでございます。

先日、京都の新風館にある『green bean to bar CHOCOLATE』に足を運んだ。

お目当ては、バレンタインコレクションのいちじくとピスタチオ。

迷わずどちらも購入し、いつも通りお兄さんと談笑した。
そして、恒例の質問をぶつけたした。
「何か面白いチョコレートはありますか?」
「出雲にあるナナイロさんが面白いですね。」

バッチ方式と呼ばれる作る量を限定してナンバリングをする生産方法を採用し、売り切れ次第同じものを作らない一期一会のチョコレートらしい。
同じカカオ豆であっても、焙煎時間やコンチングのやり方を変えて、風味や味わいを変化させているらしい。
出雲に行きたくなった。

1時間後、ある女性から声をかけられた。
「京都詳しいですか?ここのカフェに行きたいんですが。」
そのカフェは現在地から徒歩でも公共交通機関でも少し行きにくい場所であった。
話を聞くかぎり、その女性はそのカフェに固執しているわけではなく、どこかカフェで軽食をできればよいとのことであったため、わたしがよく行くカフェに案内することにした。

その道中、会話を重ねた。
「京都の方でないとおっしゃっていましたが、どちらから来ましたか?」
「島根から出張で来ました。」
「もしかして、出雲ですか?」
「はい、そうです。」
「ちなみに、ナナイロさんってご存知ですか?」
「この間行きました!」

わたしのテンションが高揚したのは言うまでもない。
さらに会話を重ねると、わたしと同様無類のコーヒー好きであることも判明した。
その証拠に、その女性は新風館でコーヒーに関するディープな本を3冊ほど購入していた。

一瞬あのgreenのお兄さんの遣いなのではと考えがよぎったが、一期一会であると信じよう。

それでは。

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