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ストライクだけスイングするには?

ストライクだけスイングすることはシンプルだからこそ難しい。

なぜ難しい?

以前ストライクゾーン思考について、簡単にご紹介した。

端的に言えば、取捨選択である。ストライクをスイングしてボールは見逃すわけであるが、これがなかなか難しい。白か黒であれば容易であるが、ほとんどの場合、そんなに甘くはない。中にはストライクからボールに変化するものも存在する。

わたし自身、幾度となくボールゾーンに手を出し失敗を重ねてきた。やはりストライクゾーンをスイングする方が確率が高いのは火を見るよりも明らかだ。経験談で恐縮であるが、ストライクゾーンが明確であるかが勝負の確率に依存すると考える。

ボールゾーンの明確化

野球と異なり、ストライクゾーンは自分で設定するものだ。TO DOリストを作るようなものであるが、時に圧迫感を覚えることもある。ならばいっそうボールゾーンを明確にすることの方が適切なのでは?このボールが来たら絶対に手を出さないと決めることである。

恋愛論で例えると、どんなに好みの人であったとしても、その人が社内の人であれば絶対に手を出さない。たとえ100個必要条件を満たしていても、一つでも反例があれば、それはボールゾーンなのだ。

これを設定することによって、迷うことが少なくなった。

マクドナルドのハンバーガーは食べない。
◯◯線の◯◯行きの電車は利用しない。
◯◯人以上の飲み会は参加しない。

あらゆる角度のボールゾーンがあるわけであるが、それを決めるのも各々の自由意志である。

過去から学ぶ

最後に、もう一つ重要なこととして、過去の経験である。そこからどんな学びを得たのか、そしてその経験をどのように活かすのか考えることである。

わたしの場合、学生時代に服を買う際の失敗が教訓として刻まれており、その経験をもとに自分なりのルールを設定した。これによって、選択肢が狭まり結果として、有意義な時間を過ごせている。

あと、失敗はどんどんするべきであると考える。失敗しないとわからないことが多いからだ。仕事において、ここ2、3年は言いたいことは言うようにしている。それによって反省も多いが、実りも多い。動かないよりは動いた方が得るものは大きいと思う。

自分にとってのストライクゾーン、ボールゾーンはどこにあるのか、スイングしながら模索していこう。




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