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ぼくが新感覚日記アプリ"signOut"をつくるわけ

こんにちは、Yutaです。

今ぼくはテーマのヒントをくれる日記アプリ"signOut"を自ら企画、デザイン、実装してリリースしています。(1人でやるには限界を感じているのでいつでもメンバーは募集しています笑)

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ところが最近、ある方に自分がアプリをリリースしているという話をした際、

「え、収益化していないならお金が取れない=それって価値ないじゃん(笑)」

となかなか辛辣なコメントを頂きました。

signOutは大学生の個人開発ですし、まだまだまだまだクオリティも不十分です。今はお金を稼ぐことは目的としてほとんど入っておらずただ自分の経験値としての価値を見出して趣味範囲の活動をしています。

ただ、面と向かって価値がないと言われてしまうと多少自分の中で迷いが生じました。

なのでこのnoteで「なぜつくるのか」を明確にしてみようと思います🪴


そもそもsignOutはどんなアプリ?

まずはsignOutをはじめて知ってくださった方々のために簡単にアプリの紹介をさせてください。

signOutは日記アプリですが、ただ写真と文章で記録するだけのアプリではありません。

最大の特徴は「日記のヒントをくれる」というものです。このヒントとは言い換えれば日記のお題を提案してくれる、探すことができるというものです。

なぜヒントが必要なのか?

三日坊主という言葉がしっくりくる日記。続かない理由は様々あると思いますが、その原因の一つは「自由度が高すぎる」ということではないかと思っています。今日あった出来事をなんでも書いていいという日記のフリースタイルは時に「何を書いていいかわからない」を生み出してしまうのではないでしょうか。

自身のデザイナー就活用ポートフォリオから抜粋


そこで、何か書きたいけど何を書けばいいかパッと浮かばない時に、ヒントやさりげないガイドをしてあげたいという思いからsignOutを企画しました。


なぜ日記なのか?


もっと根本的な部分に立ち返ると、そもそもなぜ日記なのか?

その答えは最近のスマホアプリの傾向にあります。

考えてみると、最近のアプリには多くの場合他のユーザーと関わる機能がついています。単純にSNSの利用時間が長い人が多いだけでなく、EC・口コミサイトのレビューや動画アプリのコメント欄など様々な場面で他者との交流があります。言い換えると、常に誰かの言動を見て、常に誰かに見られているという状況なのです。

人の目ばかりを知らぬ間に気にしてしまい、自分を見失いそうになる。そんなことを自分も経験しました。

そこで、1日の中でほんの数分でいいから繋がりから「サインアウト」して自分を見つめる時間を作って欲しい。そういった思いから自分との対話ともいえる日記をテーマにしました。

自身のデザイナー就活用ポートフォリオから抜粋


このアプリの本来の価値とは?


「お金が稼げないなら価値ないじゃん」という言葉に対してその瞬間では上手い切り返しができませんでした。後から考えれば「経験という価値を得ている」とか「趣味範囲なのだから自分にとって価値があればそれでいい」といくつか考えは浮かんだものの、お金を払ってまでは使わない(使ってもらえる自信がない)=あっても無くても変わらないという考え方は決して間違っていないと今では感じます。すべては自己満足、「自分がつくりたいもの」に留まっていました。

今の状態では「じゃあ課金制にしよう!」とはなりませんが、人が生活に必要とする、あったら豊かになるからお金を使う、そして幸せになってもらえる

このサイクルを生み出せるような効果が得られる体験を開発できた時、はじめて自己満足ではないアプリになれるのではないでしょうか。

誰かが言っていた「人は本当に良いものにはお金を払う」という言葉(誰でしたっけ)

なかなか仕事として追求する勇気を持つのは難しいかもしれませんが、あくまで趣味範囲の個人開発です。

この言葉が本当なのか、試すことができるステージとして価値を持っているアプリだというのが今日時点での僕の答えです。

今後も日記という機能だけにとらわれず自分と向き合う時間づくりをサポートしたり、自信を持って前に進めるような機能を作っていきたいと思います!

Yuta Yamamoto

立教大学3年(25卒)UI/UXデザイナー志望です

ぼくについて | ReDesigner for student

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