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なぜ今多くの企業がLINE公式アカウントに取り組むのか。背景とメリットまとめ


こんにちは、SNSをメインにデジタルマーケ領域を支援しているmeyco株式会社の山際です。

前回から、LINE公式アカウントの特徴や活用例を紹介してきました。
今回は、そもそも「なぜ今多くの企業がLINE公式アカウントに取り組むのか」というテーマの記事です。

所感ですが、LINE公式アカウントを活用している企業、活用しようとしている企業が増えたなという印象です。なぜ増えてきたのか、その理由をまとめてみました。


背景:LINE@とLINE公式アカウントの統合

大きな流れは、LINE社側のサービス内容の変更。

もともと個人事業主・中小企業向けのLINE@と大企業向けのLINE公式アカウントの2種類がありました。

それが2019年4月18日より「LINE公式アカウント」として統合。
(参照:https://d.line-scdn.net/stf/line-lp/migrationinfomation-LINEAT190718.pdf

以前のLINE公式アカウントは、月額250万円~とかなり高額で簡単に取り組めるようなものではありませんでした。

LINE@は一番高いプランでも約2万円/月と取り組みやすいですが、LINEアプリ内で検索しても表示されないなど、なんとも言えないような状態。

それが「LINE公式アカウント」への統合により、様々な機能が整った上、下記画像のように取り組みやすい料金プランでのサービス提供が始まりました。

料金プラン|LINE-for-Business


LINE社側のサービス内容変更に伴い、取り組むハードルが下がったかつ、マーケティングツールとしての機能も整い始めたことを理由に、

大企業から個人事業主までの幅広い層がLINE公式アカウントの活用を検討し出す、大きなきっかけになったのではないかと思います。



多くの個人・企業がLINE公式アカウントに取り組むメリット

LINE社のサービス変更があったとしても、なぜLINEに取り組むのでしょうか。メリットをまとめてみました。


届けたい情報をダイレクトに届け、行動を促せるSNS

twitter、Instagram、facebookと様々なSNSがありますが、その中でもLINEは届けたい情報を顧客にダイレクトに届けることが可能です。

いわば、メルマガのSNS版。

Instagramなどでも情報を届けられるものの、投稿をすれば全フォロワーに届くようなわけではありません。

LINE公式アカウントなら友だちへの到達率は100%(ブロック除く)。そして、開封率はメルマガの約6倍。

確実に顧客へリーチ可能であり、ダイレクトに購買などの行動を促せます。


即効性がある

LINEならメッセージ配信後、数分後には反応が出ます。

まわりにいませんか?
LINEを送った瞬間、すぐ既読になる人。笑

LINEはすぐに見られやすい媒体です。

この活用例としては、例えば、あなたは飲食店経営者。
今日の天気は雨。開店直後まで雨が降り、客足が遠のくが目に見えています。

さて、そんなときに使えるのがLINEです。

LINE公式アカウントから「本日限定!雨の日クーポン」を配信。来店の促進が行えます。即効性があるからこそ、その日の状況をみてからの判断で、施策の実施が可能です。

メルマガでも即効性はあると思いますが、もはや生活インフラのLINEの即効性には敵わないなと感じてます。


友だち登録がとても簡単

メルマガに比べ、LINE友だち登録は本当に簡単。

CPF広告なら、ボタンタップのみで数秒あれば友だち追加が完了します。サイト上でもQRコードの読み取りで簡単に友だち追加が可能です。

メルマガも30秒あれば登録ができますが、スマホでのメールアドレス入力が地味にストレスに感じているのは僕だけじゃないはず。

画像2

   ※ボタンタップのみで簡単に登録できる!
   (参照:https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/cpf/


LINE上に自社の顧客データベースができる

LINE公式アカウントと配信機能を拡張するツールと連携させることで、貴重な顧客データベースになります。

登録してもらった直後こそ、名前、性別、住所などが分からないですが、アンケートを機能を絡め、配信を工夫すれば、どんどん友だちの情報を取得できます。

例えば、
・性別
・住まい
・興味のある商品
・過去の購入履歴
・悩み        など

取得した情報を用いて、顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズでの配信が可能です。また、コンテンツ消費ごとにスコアを設定し、行動スコアリングもできる。もはやMAツール。

LINE公式アカウントのフル活用で、購買に近い顧客を手にとるように把握できるなんて未来が見えてきます。


cookie対策

こちらは直接的なメリットというよりも、一つの考え方として見ていただければなと思います。

cookie取得が難しくなる昨今。

2020年1月14日にGoogle の公式ブログから、Chromeでのサードパーティcookieを規制すると発表。
(参考:https://webtan.impress.co.jp/u/2020/01/21/35119

AppleでもSafariのトラッキング防止が厳しくなっています。
(参考:https://infinity-agent.co.jp/lab/itp2-3/

cookieを活用したリタゲ広告の施策などがだんだんと厳しくなっています。

興味はあるが、購入まで至らなかった層を追うリタゲ配信。

web上で追うことが難しいのであれば、LINE上で追ってしまいましょう!

サイトに訪れたユーザーをLINE友だち追加へ誘導させることができれば、LINE公式アカウント内のメッセージで定期接触が可能

LINEであれば、確実にアプローチができます。
(ブロックされるとアプローチができなくなるので、セグメント配信を行うことをおすすめします。)


最後に

以前の記事と重複する部分もあったかと思いますが、様々な方とお話する中でLINE公式アカウントに興味を持っている方が多いなという印象がありましたので、noteにまとめてみました。

気づき、学びが一つでもあれば、嬉しい限りです。

こんなことはできるの?こういう場合はどうするの?など気になる点やご質問は、お気軽にメッセージ、DMください!全てお答えします。

最近twitter(@giwagiwa08)始めたので、フォロー&DMお願いします!

LINE公式アカウントの考え方から実務での課題を中心につぶやいてます。




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