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2024年5月:方針変更と新規事業の足掛かり

(サムネイルは営業所に止まっていた大型トラックです。3台がきれいに並んでいてかっこよかったので写真を撮りました)

先月の振り返りはこちらから。

5月は湘南営業所での最後の勤務となりました。引っ越し作業などありバタバタしており、隙間時間をあまり確保できませんでした。

営業優先度の変更

営業先として「新規荷主」「新規同業」の優先に営業活動を行っていましたが、「既存荷主」を優先的に訪問することと、社内の配車業務を整理する必要性があると気付きました。

「新規荷主」「新規同業」でアタックする基準として「荷量・荷物情報を多く持ってそうなところ」としていました。しかし、この基準を満たす企業はすでに安定した物流ネットワークを構築できている企業が多く、新しく参入できる余地が少なかったです。また、硬直的な産業で取引先を頻繁に変える業界ではないので、定期的な取引が始まるまでにかなりの時間がかかります。

従って、まずは「既存荷主」への訪問の優先度を上げることにしました。目的としては、2つあります。

1つ目は、当たり前のことですが、入社のあいさつも兼ねて今運ばせて頂いている荷物のほかに運ばせて頂く荷物がないかを伺うことです。実際に伺ってみると、すでに取引があり一定程度の信頼もあるので、次の話しに進みやすかったです。
また、弊社の今後の方向性などを共有すると、前向きな返答を頂けることが多かったです。今後、やりたいことは積極的に発信していきたいです。

2つ目の目的は「自社を理解すること」です。新規営業に行く際に、自社の強みとして、「車両台数が多く、全国での輸送に対応できること」「自社倉庫を構えているため中継輸送ができること」「オフィスチェアのアフターメンテナンスも行っていること」など、当たり障りのない話しかできていませんでした。それらの強みは自分たちが一方的に考えているだけで、「顧客からの認識されている自社の強み」ではない可能性があります。

そのため、より自社を理解するためにも、訪問時に「弊社と取引を開始した理由や取引しててよかったこと」などを聞くようにしました。
実際に数件訪問しただけでも、社内の話しだけでは聞けなかった話が聞け、より客観性を持った強みを理解できそうだと感じております。

社内体制の整理

先ほど、「新規荷主」「新規同業」への参入は難しいと書きましたが、参入できる余地もあります。それは、現在構築されているネットワークでは対応できない運行、つまり配車の手間がかかったり、定期便では難しい運行だったりする運行です。

それらの運行だけで考えると採算が合わないかもしれませんが、総合的に判断しメリットがある運行は獲得したいと考えています。
実際の例ですが、ある机メーカーさんから繁忙期にかなり多くの運行の依頼が来ました。繁忙期はどこの運送会社も忙しく、断られる会社が多かったそうです。繁忙期なので弊社も対応は難しかったのですが、せっかく依頼して頂いたので何とかやりくりしてすべての依頼に対応しました。その結果、繁忙期以外の荷物も頂けるようになり、全面的に運送を任せて頂くようになりました。

このように、難しい運行を対応できるようになると、荷主としては全部任せられる業者にお願いしたいと思うため、他の運行を任せて頂けることは多々あります。

ただ、やはり、それらの運行は簡単に対応できるものではありません。これらの難しい案件を獲得するよりも、まずは難しい案件にも対応できる社内体制を構築することが優先だと考えています。社内体制が整ってから、積極的に営業活動を再開したいです。

青年塾

Panasonic(旧松下電器)創業者の松下幸之助が主導していた松下政経塾を長年切り盛りしていた上甲晃氏が塾頭を務める青年塾の志実践発表会に参加しました。
松下幸之助氏が「日本のこれからは政治にかかっている。国家100年の計を実行できる本物の政治家を排出したい」との想いのもと松下政経塾は開塾されました。
その松下政経塾を長年主導されていたのが青年塾塾頭の上甲晃氏です。上甲氏は政経塾を長年切り盛りする中で、「日本国民が志をもって本物の政治家を選ばないと、本物の政治家がいても意味がない」と考え、国民側からも日本をより良い国にしようとの想いで青年塾を立ち上げました。

青年塾は全国各地から人が集まり、集まった人で一緒に志を学ぶ一年間ほどのプログラムで、これまで25回(25期)開催されました。
青年塾は学ぶことがメインになっており、これからは学ぶだけではなく実践が必要だと考え、青年塾は25期で終了し、実践を強調するためにも今回の実践発表会が行われたそうです。

会の中では青年塾で学んだ志をもとに、これまで実践したことの発表がありました。どの発表も志をもって主体的に活動されてるものばかりで感心しました。

弊社社員も発表しました!

しかし、一点違和感を感じることがありました。
それは「上甲塾長」という言葉が非常に多く出てきたことです。

キリスト教でも説教の際には、「主は」や「イエスは」など単語としては出てくるものの、キリスト教の教えの主体は「聖書」であり、聖書を説明する一環でそれらの言葉が使われています。

青年塾にはキリスト教でいうと聖書のように、「物理的に不変に受け継がれる真理」がなく、上甲塾長に依存しているかと感じました。
私自身、青年塾の活動自体は非常に有意義なものであり、国民全員が同じような志を持てば必ず日本はよくなると思います。そのため、永く続いてほしいです。そのためにも、上甲塾長に依存しない形で青年塾が引き継がれる仕組みが必要かと感じました。

前回のnoteでも書きましたが、弊社では若手中心の他の企業も含めた合同研修を行っております。青年塾には及ばないものの、自分なりのやり方で、青年塾のような日本にいい影響を与える活動にしていきたいです。

ミャンマー渡航の準備

6月にミャンマーの送り出し機関を訪問するために準備を行っていました。

日本で海外の方を技能実習生や特定技能として受け入れるためには、「送り出し機関」と「管理団体」2つの機関が必要になります。
送り出し機関とは現地で人材を抱えて国外での就労までをサポートする団体で、管理団体は日本への入国と入国後のサポートを行う日本で認可を受けた団体です。

受け入れ企業は技能実習生を直接受け入れることができると思っていたのですが、日本では必ず管理団体を通じて受け入れる必要があるとのことでした。
従って、通常は特定技能や技能実習生を受け入れる際、管理団体に連絡を取り、管理団体がつながっている送り出し機関から人材を紹介してもらう流れになります。

弊社では現在はベトナムの方3名を受け入れており、これからはミャンマーの方を3名受け入れる予定です。

2年前からガソリンやETCカードをメインとした協同組合を組成しており、その組合の一つの事業として管理団体を考えています。
管理団体をつくるためには、現地の送り出し機関とのつながりが必要なため、今回ミャンマーに渡航することになりました。

ただ、こんなに早くまたミャンマーに行けるとは思ってませんでした。
PLUS IMPACTではミャンマー国内から、弊社では日本から、ミャンマーに貢献していきたいです。

協同組合の今後の方向性

技能実習生や送り出し機関のことはぼんやりとは理解していたものの、実際に事業を進める中では知らないことが多く、たくさんの方に知見を借りながら進めています。

個人的に、送り出し機関系の事業は人を商品のように扱って荒稼ぎをしているイメージでしたが、事業としてシビアなものがあると感じました。

ただ、話を進める中で協同組合という箱は使い方によっては非常に面白いなと感じました。協同組合を福利厚生として使う案が社員から出たので、それらもふくめて様々な取り組みを協同組合を使って行いたいです。

会社の規模と経験の不一致

会社に入社して約半年になりますが、「お金の使い方」に関して、今の会社の規模と自分のこれまでの経験が追い付けてないことに課題を感じています。
例えば、神奈川県で2500万ほどの社宅を購入しました。自分主導で進めたのですが、物件探しから契約まで約2週間もせずに終わりました。
今までの会社では短期間での数千万単位の支払いは経験したことがなく、今回の契約も最終決定は社長が行いました。
今回のような契約の意思決定を今すぐ自分に任せられても、対応できるかどうかはわかりません。契約単体での判断だと数値を積み上げで妥当かどうかを判断できますが、資金繰りどこまで影響するかなど、会社全体の資産として判断はできておりません。
まだ、多額の資金を動かす意思(心)が追い付いてないのが正直なところです。
どちらかというと、「適切な投資なのか、過剰な投資なのか、もっと投資すべきなのか、自信をもって答えることができてない」が正しいニュアンスかもしれません。

ただ、トラック一台購入するのに数百~千数百万するので、今後は資本投資に関する経験を積んで、意思(心)を鍛えていきたいです。

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