Yuzuru from THE MOLICE

ギタリスト。THE MOLICEのユズル。 考えたことを言葉にしたり、絵にしたり。音のことな… もっとみる

Yuzuru from THE MOLICE

ギタリスト。THE MOLICEのユズル。 考えたことを言葉にしたり、絵にしたり。音のことなど。 Guitarist. Words, sounds, drawing,and music. https://www.youtube.com/c/THEMOLICE

マガジン

  • 考えたこと

    ブログです。考えたこと、思ったことを言語化。言葉。昔のブログのアーカイブには日付がついています。 Japanese only. English translation of this essay can be found "English Essays”.

  • English Essays

    This is an English translation of my Japanese text. I will try to publish as many as possible.

  • Stories of THE MOLICE music

    THE MOLICEの音楽や映像について。THE MOLICEの『説明書』。About THE MOLICE's music and videos.This is THE MOLICE "instruction manual". Each essay have English below Japanese.

  • 描画 Drawing

    自分の描いた絵に、一言そえて公開しています。 I add a few words to my drawings.

最近の記事

ミュージックビデオ ”Active Imagination”

僕らTHE MOLICEの新しいビデオ ”Active Imagination”を公開しました。 この曲は、3月にリリースしたアルバム『Pre/Post: Re-Sing』に収録されています。アルバムも是非聴いてください! 僕らはアルバムのレコーディング、ビデオの制作も自分達で行っています。 頑なにそうしているわけではないし、自分達以外の人たちとの共同作業も楽しいのですが、好きな事を好きなようにやるというバンドの根幹に関わる部分を、限られた資金の中で突き詰めて制作するには

    • 中村医師のこと

      もう何ヶ月も前になるが、中村哲医師のドキュメンタリー映画『荒野に希望の灯をともす』を観に行った。本当に素晴らしかった。 ある人物の生き様や生き方に強く心が揺さぶられる時の感覚は、とても独特のものだ。涙を流すほど感動するとともに、焦りを感じる。駆り立てられる。 自分はこのままでいいのだろうか。 強い意志や信念をもって生き抜く人は本当に美しく見える。 自分はちゃんと生きているのだろうかと問いたくなる。 居ても立っても居られなくなる。自分も全力でやらなければと思わされる。 そして、

      • 失われていくもの。だが。

        好きだったお店が潰れてしまったり、好きだった建物が壊されてしまったりする。時間は流れ、全ての物事は変わっていくことは自覚している。 いつまでも同じものなどない。 変化していくこと、失われていくものに寂しさを感じるが、変わっていくことは必然。そういうことを受け入れていくことが生きていくということでもあるだろう。「さよならだけが人生だ」という言葉を噛み締めながら、 時の流れを感じて今日も生きていく。 しかし、だ。 そうした好きだった店や建物が壊された後に、とんでもなく安っぽい

        • ビートルズのこと

          僕にとっての音楽の始原はビートルズと映画音楽だ。 正確に言えば、映画音楽によって目覚め、ビートルズが扉を開いた。 ビートルズを核にして、僕の音楽世界は全ての音楽に繋がっていった。 音楽にのめり込む核になるバンドやミュージシャンは人によって様々だろう。 僕はビートルズを知ることで、その後に続くロックミュージックはもちろんのこと、ブルースもジャズもテクノもサーフもヒップホップも民族音楽もクラシックも現代音楽も聴くことになった。ビートルズを核にして世界のあらゆる音楽に対する興味が

        ミュージックビデオ ”Active Imagination”

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          つぶやき。言葉のこと。 6月12日

          言葉が通じるというのは難しいことだと思う。 外国との交流のことではない。 同じ国で同じ言葉を話す人と言葉が通じない、と感じることが多くなった。 ある言葉に対して同じものが共有されていないと言葉は意味を成さない。 「赤い」と言った時に相手が「赤」をイメージしてくれていないと会話は成り立たない。相手も同じものをイメージしてくれていると暗黙のうちに信じているから、言葉でコミュニケーションを取っている。そうした「同じものをイメージしているはず」という信頼や前提がどんどんなくなってい

          つぶやき。言葉のこと。 6月12日

          つぶやき 2023年6月11日

          日々ニュースを見る。 僕は今の政府というものを全く信頼していない。 こう書くと何だか不穏な感じがするが、正直とても困っている。 僕は日本に生まれ日本で暮らしている。自分が暮らす街や社会は少しでも良いものであってほしいと願っている。そうした願いを代表者に託すべく投票するのだが、自分の願いを託した人々は政治家の中では少数派のようだ。 結局現状は、個人的には「この人たちの考え方は合わないなあ」という人が多数派で政権を担うので、その人たちの思うような社会の制度や仕組みが実行されてい

          つぶやき 2023年6月11日

          ゴッホについて

          ゴッホの展覧会にはこれまで何度も行ったことがある。その度に深い感銘を受け、画集も何冊も持っている。たくさんの人々に大きな影響を与えている彼の偉業について今更僕が語る必要はないのだが、ある時ゴッホと後世の僕らとの関係について考えたことがあったので書いておく。 ゴッホという人は生前全く認められず、作品も売れることはなく、やがて心を病んでしまい不遇のうちに生涯を終えた人物である。その死後作品が認められ今ではその素晴らしさを誰もが認めている。「生前恵まれず死後に認められた天才」とい

          Toughness to stay.

          No one likes to be in a state of uncertainty or lack of clarity. It is natural for anyone to want to feel refreshed and to get out of a hazy state as soon as possible. Such a state is very uncomfortable and unpleasant. But I think it is ver

          留まり続けるタフさを

          もやもやした状態、すっきりしない状態というのを好む人はいないだろう。 誰だってすっきりしたいし、もやもやした状態から早く抜け出したいと望むのは当たり前だ。 そんな状態はとても居心地が悪いし気持ち悪い。 でも僕は、そんな状態に留まり続けることができるタフさがとても大切だと考えている。 毎日を生きていると、実に多くのもやもやしたことに直面する。 え?と首を傾げている間に次のもやもやがやってくる。 そんなことを繰り返しているうちに、もやもやはイライラに変わる。 耐えられなくなる。

          留まり続けるタフさを

          Happiness and Music

          Thinking about happiness and music. What is happiness? It seems like a very deep subject, but I realized it is very simple. Happiness is eating. It is to sleep. In the end, I think that is all there is to it.Eating good food. Eating good

          幸せと音楽

          幸せと音楽について考える。 幸せとは何だろう。 とても深いテーマのように思えるが、とてもシンプルだと気づいた。幸せとは食べることである。眠ることである。 結局、それだけなのだと思う。 美味しいものを食べる。 美味しいものを家族や友人や仲間と食べる。 そして食べた後にゆっくり眠る。 これに勝る幸せはない。無条件の幸せである。 幸せとは何かという問いの答えがこれだ。これだけだ。 ミュージシャンである僕は、音楽をやっている時は幸せではないのか? 「好きな音楽をやっている時に最高

          #7 "FRENZY"

          (English below Japanese)  Rinkoは、息をするように曲を作るようだ。スタジオで作業に取り掛かりながらそのままになっている曲は何十曲もあるし、彼女が一人でストックしているものはその数倍はあるらしい。  コロナ禍で日本にとどまり活動することを余儀なくされてから、僕らの考え方に生じた大きな変化は、とにかく曲をどんどんリリースしていこうということだった。制作のプロダクションをしっかり組み立ててアルバム完成に向けて作業を詰めていく、というそれまでの考え方が

          No.16 雑踏 / Throng

          No.16 雑踏 / Throng

          The banality of cutting edge

          In the course of creating and performing music, I once had such thoughts as "making new music that no one has ever heard before," "making music that has never been done before," and "cutting-edge music." To create original music that could

          The banality of cutting edge

          最先端という陳腐さ

          音楽を創り演奏する中で、「誰も聴いたことのない新しい音楽を作る」「これまでにない音楽を作る」「最先端の音楽を」というようなことを考えていたことがあった。どこにもないオリジナルな音楽を作ること、それが自分の野心であり目標であった。過去形で言ったが、創作の意欲や野心が過去のものになってしまったということではない。そのことについて考えてみたい。 僕は、とにかく作品や作家への敬意のカケラもないようなパクリの音楽が大嫌いだったし、そんな音楽や作品に触れるたびに怒りを感じている。日本の

          最先端という陳腐さ

          No.15 触れる / Touch

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