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再開は介護施設。

井上:(下記の名前は仮名です)
「秋田花子さんって知ってる?同じ集落じゃない?」

ババ:
「んだ!知ってらよ!ここさいるの!?」

井上:
「ここの隣の隣の隣の部屋にいて、去年ここで最期をお看取りしたよ」

ババ:
「えぇっ!んだが!?見えねなぁ〜と思ったけど、んだのか?
あの人とは何回もお茶っこしたり、ご飯行ったり、家やも行って

色んなその人との話を聞いて・・・

井上:
「あの人、押絵得意だったでしょ。記念にもらったのあるから一緒に見る?」

ホールに飾っている押絵を見ると

ババ:
「んだ〜!あった!あった!これ!!あい〜なつかしいな。あの人手先が器用でだいぶ歳いってもやってたもんな…ここさいたのか〜!?最期はどんな顔っこしてた?」

写真を見せると・・・

ババ:
「んだな〜。ちょっと痩せてるけど変わらず可愛い顔っこしてら!ここさいて幸せそうな顔してる!!」

旧友との再会は叶わずとも残した作品と写真で久しぶりの再会。
これも何かの縁。最近はありがたいことに町内の人が良く来る。
そうすると「あ!あんた◯◯だべ!!」を良く見かける。
歳をとった分、体力・姿は昔とは違う。
けど当時の話をすればすぐにその時代にタイムスリップ。

井上:
「たまにこっち来て一緒に見よう」

ババ:
「んだ。拝みくる!!」
帰る足取りは、軽やかという字がすごく似合う足運びだった。

ありがとうございます! おいしいものを食べて、エネルギーにします!!