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=読書感想文=ポジティブの教科書

この本を読もうと思ったきっかけは忘れました!
というのも、買うほどでもないかなという気になった本は図書館に予約を入れていて、人気の本は順番待ちで、下手すると半年くらい待っている時があります。

つまり忘れた頃にやってきます。この本も半年以上待っていたため、どこで見つけて予約したのか忘れてしまいました。

さて、読書感想文ですが、最初から結論を言います。この本は買いです!

私も図書館で半年ほど待ちましたが、結局読み終わった瞬間に買いました。なので、2冊並んでいる写真があります。もっと早く読めばよかったと思う本です。

この手のポジティブ系は、正直たくさんあります。私もたくさん読みました。ありがとうを何万回言いましょう、嫌なことあってもありがとうと言いましょう。向こう30軒両隣くらい掃除しなさい系の本です。これはこれで、実践していて、比較的効果があります。

しかし、本当にやるには、自分の中で、腑に落ちる必要があります。

大体の本は、精神論が強く、なぜそうなるかが書かれていることが少ないです。

それはそうです。ありがとうを何万回言って、人生は良くなるという科学的根拠を示すのは難しいからです。科学的根拠がないまでも、腑に落ちる納得のいく説明がしてある必要があります。この本はとても腑に落ちました。

短縮語は、あまり好きではありませんが、最近の言葉で言うと「腑落ち」します。

人生をより良く豊かに快適に楽しくしたいと思っている方、最近、ちょっと人生に苦戦している、なんて方、お勧めです。

–この読書感想文の読み方–

本の中から、気になった言葉(文章)を引用しています。「 」の部分です。本を純粋に楽しみたい方は、ここを読まずに本を入手されてください。
「→」は、私の感想です。

読んだ人によってそれぞれ心に刺さるポイント、文章が違うと思います。
読んで見たいと思ったら、実際に読んで、再びこの文を読んでいただき、
私の着眼点との相違を楽しんでもらえれば幸いです。

そして、あなたの新しい発見や問題の解決のヒントになったら嬉しいです。

–スタート–

「幸せになるに3つの簡単な基本
・幸せを与えること。
・幸せであることに気づく。
・幸せな言葉を発し、幸せな態度をとること」
→まず、この本の基本コンセプトですね。終始これにつきます。

〇〇してくれないと言う思いが頭をよぎったらすぐに「〇〇してくれている」という言葉で打ち消してみる。
→いかに思考を転換する訓練をするかですね。こういうものは後天的なものなので、練習次第ということです。

「求める、足りない、不満、不安の波動から一気に転換するには、先に感謝してみる」
→この一歩を踏み出せるかどうかが問題だと思います。先に与える、先に感謝するというのは、結構勇気が入ります。

「さて今日は何に恩返しをしていこうかな」

「小さなことに感動する。」

「日々の小さなことに感動見出す見出す練習をすること」
→便利な世の中に生まれたので、いろんなことが当たり前になっているとのこと。確かに、洗濯機にいちいち感謝して、ありがたく思うことはない。しかし、こういうことにチョット目を向けて、意識することで、感動しやすい体質にしていくということ。洗濯機が壊れてみたらすぐ分かります。いかに便利で、いかに毎日無言で仕事してくれているか。

「ありがとうを一日100回以上言うとどんどん良いことが起こる」
→これは、以前ありがとう100万遍運動をしているという人の本を読んで実践している。良い事が起きているかわからないけど、子どもたちは何かとありがとうを言ってくれるので、嬉しい。そして、優しく何かしてあげようと思うので、やって損はないと思っています。何しろタダ。

「欠点も視点を変えれば長所になります。仕事が遅い一つ一つ丁寧にできる人。気が短いてきぱきしている」
→長所の見つけ方とのこと。なるほどこういう視点はいいですね。

「好きなことが見つからない人には、好きなことをやるというより、やることを好きになる」

「好きなものを探すさがすのでなく、目の前にあるものを好きになる」「こうして好きをどんどん増やしていく」

「成功者の共通点は、出会いを大切にできる人」

「自分は他人からコントロールされるのが嫌いなのに相手をコントロールしたがる」

「なんで話を聞いてくれないのと思ったとき、本当に自分は相手の話を聞いているのかな?」と切り替える。

「自分が変われば、間違いなく相手も変わります。」

「一番効くのは、相手にいつも以上の関心を持つこと」

「人は変わりたくないという願いと変わりたいという願いを同時に持つ生き物。人は変われないのではなくて変わるのが怖い」

「変わりたいと思ったら自分が何を恐れているのかを確認する」
→ここまで、いかに自分が相手に寄り添うかが大事で、いかに自分が相手を動かそうとしているかを認識します。

「子供を叱る場合の二つのポイント。明らか人に迷惑を掛けていると言う部分だけしっかりと叱ること、そうされると僕を困るんだと伝えること」

「自己分析をする。他人と比べるのではなく、どこが劣っているかを徹底的に考える」

「本当に強い人は、素直な人です。」
→著者の好きな本に松下幸之助さんの素直に生きると言う本があるとのこと。私もこの本は大好きです。素直に物事を受け止め、その上を考え、実行する事のできる人は、非常に伸びると思います。私のスタッフにはそういう人物がいて、とても信頼しています。

「聴き上手になる。おすすめなのが、「沈黙」すること。数秒の沈黙とうなずき。そのあと相手の言ったことをミラーリングするだけ。」
→つい知っていることだと、こうなんだよねーとか私も知っているみたいになってしまいますよね。ここをこらえるのが難しいですね。そして、あんまり頷いていると、本当に聞いているのか心配になります。特に海外の人と話していると、「で、君どう思う?」とか突然切り返すので、気をつけないといけないですね。

聴き上手の真髄とは、「相手に対する強烈な好奇心」
→前述した問題は、この部分を持つことによって解決できると思います。これがないとただのリピートマシーンか、上の空と思われると思います。常に好奇心を持ちたいと思います。子供とか、ちょっと面白いと思うと喰いついて、強烈に色々聞いてきますよね。

「子供が言うことを聞かない。いうことを聞かないということは、いうことを聞かせようとしている。ではなく、「 どうやったら伝わるかな」と試行錯誤する。「伝える」と「伝わる」の違いを認識する。」
→いうことを聞かなかったり、意味がわからないみたいなことを言われると、つい、同じことをただ大きな声で、威圧的に言ってしまったりします。本当に良くないですね。伝えているけど、伝わっていないんですね。言い方を変えなくてはと思いました。

「勉強しなさいと言われたら勉強したくなくなる」
→定番ですね。なぜ、自分がそうだったのに、繰り返してしまうのでしょう。

「人はなぜイライラするのでしょうかそれは図星だから、人に何か言われて、ムッとしたりイライラしたりしたときは図星なんだと客観的に見るチャンスです」
→まさに発想の転換。今日から訓練したいです。

「どうしたらイライラしないか。
イライラする時はどんな状況か。予期せぬ時。受け身な時。思い通りにならない事象が起きた時。」
→解決方法は、
「予測すること、受け身、そもそも思い通りにならない(ということを認識しておく)」

「やりたいことをやれ」よく聞く魅力的な言葉。「やりたいことをやれている人」=「やりたくなくことをやらない人」という仮説。

「潜在意識(想像)が顕在意識(意思)より強い状態。眠ってはダメだと強く意思を持つほど眠った時の気持ち良さを想像してしまうからより眠くなる。つまり想像すればいい。」
→ちょっと難しいですね。眠ってはいけないときは、起きて快適なイメージをする。眠りたいときは、眠った時の気持ち良さを想像すればいいのでしょうか。やってみる価値ありますね。

「やりたいことリストを書きなさい。これは欲望リストになってしまう可能性が高い。きちんとメンテナンス、リストと対話しないといけない。そして、最後に周りの人のハッピーを追加する。」
→人生100のリストというのをずっとやっています。やりたいことをとにかく書き出す。100のリストにするというものです。これは、かなりの効果があります。非科学的ではありますが、結構な確率で叶っています。著者もこの可能性について、書道家だけあって、書くことに力をよく知っています。そのため、単なる欲望を叶える道具にしてしまってはいけないということのようです。何々が叶ったら、その結果、誰かがハッピーになると書いていくと、結構明確な目標となりますので、ただこれが欲しい!フェラーリ買う!とかいうリストになってしまうのを防ぐのでいいかもしれません。

「環境が人を変えます。」

「関心を注いだことが膨らんでいく。」

「小さい願いでも叶ったことを思い出す。願いは叶うと信じること。逆に願いが叶わない最大の理由は、自分が「叶いっこない」と思ってしまうこと。なので、小さい願いでも叶う体験を繰り返すことによって、「願いが叶いやすい体質にする」
→これはいいですね。かなり頑張ったことでも、叶ったことは、結構忘れてしまうのですよね。そのため、思ったより願ったことは叶っていることが多いと思います。これを忘れなければ、まず願って挑戦してみるというのが体にしみてくると思います。

「夢の描き方で大切なのは、「感情」です。夢が現実に。その時、俺は、泣くのか、穏やかなのか、興奮なのか、感謝なのか、無なのか、、、その感情をイメージすること。」

「目標を具体的に。「結婚したい」「お金持ちになりたい」という目標の立て方は惜しい。そういう手段を使って、周りまで幸せにするようなプランを立てる。」
→そうですよね。結婚、お金持ちがゴールではないですよね。その先が必ずあります。ここを明確にしないと、間違ったゴールを迎えてしまいますね。

「他人を応援する=自分を応援する。ネガティブな言葉を使っている人は、自分に使っているのと一緒。」
→見習いたいですね。野球とかでも、落とせ!落とせ!とか思ってしまいますよね。そして、こういう時ってまず落とさないんですよね。そして、自分がミスしたりします。納得です。

ここから下は、著者の魔法の言葉シリーズです。

「ダカラコソデキルコト」自分が不利な状況に出くわした時、この言葉を唱えます。

「ナンデスナゼナラバ」自分にとって心地よい言葉」+「ナンデスナゼナラバ」=「ハッピーな事実」

「ボクナラドウスル」

「ノオカゲデ」

→素晴らしいですね。私も魔法の言葉使っています。何か欲しくなった時に、「ボクニハコレガアル」足るを知るですね。自分が持っているもののいいところを見つけましょう。

「パンでいい→パンがいい。ひらがな1文字で人生は変わる。」

「他人を褒める=自分を褒める」

「満足したらそこで終わり」しかし、「知足」足るを知る。足るを知るからゆとりが生まれる。他人に施すことが増える。他人が喜んでくれることが増える。」
→これは、私にとって新しいですね。現状不満足、現状維持=衰退、のような本をたくさん読みました(大好きな○ニクロ社長の本)。これによって成長したことは多々ありますが、結構苦しいです。この言葉を知っているだけど、気持ちに余裕ができますね。

「上機嫌でいる。コツは、他人の不機嫌に振り回されない。」

「早起きを楽しむ。
 寝る前に、朝、爽やかに起きるイメージを抱きながら寝る。
 朝は得意です。と嘘をつく」

「人生は先出しジャンケン」

「与えることは最高の喜びなのだ。他人に喜びを運ぶ人は、それによって自分の喜びと満足を得る。」ウォルトディズニー

「先に「自分は何を与えられるんだろう」と考える。何かを犠牲にする必要はない。今持っているものの中で与えられるもの。」

「大切なことは、自分の水を常にあふれている状態にすること。」

「相手に何か施す時は、まず楽しんでやること。能動的であること。相手の気持ちを察すること。」

「他人の幸せや成功を願っている。」

--まとめ--

心が軽くなって、人に優しくなれる本ですね。定期的に読んで身につけたいと思います。

図書館は、とっても待っています。ベストセラーですからね。
でも、ご安心ください。流通量が多いので、アマゾン中古が、一円からあります。
送料入れても、300円しないでしょう。この価格で、人生前向きになる可能性があるなんて本って本当にすごいですね。

ヤケ酒にビール1本、タバコ1箱吸う前に、こちらをどうぞ!

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