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=読書感想文=ローカルブックストアである: 福岡 ブックスキューブリック

福岡市総合図書館に、本を返しに行った時、郷土・ふるさとコーナーに寄ってみると、見慣れた文字が「ブックスキューブリック」福岡に住んでいて知らない人はいない、超有名な伝説の本屋さんの名前が、、、手にとって、表紙をめくると、2001年に船出した小さな総合図書館「ブックスキューブリック」等々と書いてある。

うまいっ!「2001年宇宙の旅」とかけたかとニタッとして本を借りることにする。

自分のやりたいことしたい人、それに対して具体的にどんな行動起こせばいいのか考えている人、地域に根ざした場所を作りたい人、もちろん、本屋をやりたい人。

そういう方のヒントになると思います。

–この読書感想文の読み方–

本の中から、気になった言葉(文章)を引用しています。「 」の部分です。
本を純粋に楽しみたい方は、ここを読まずに本を入手されてください。

いわゆる時短を推奨する要約等のものではないです。
読んだ人によってそれぞれ心に刺さるポイントが違うと思います。
読んで見たいと思ったら、実際に読んで、斜めでも、深読みでも
何でもしていただき、再びこの文を読んでいただき、
私の着眼点との相違を楽しんでもらえれば幸いです。

–スタート–

「物件探しは立地の良さを取り入れれば人通りが多いものの当然のことながら家賃は高い家賃の安さのため郊外に行っても自分の思い描く品ぞろえが受け入れられにくい」
「同じ物件でも業種によってによって向き不向きがあったりするので自分の業種の特性を考え多くの物件を比較検討しながら見極める眼を養うことが大事だ。」
→著者は、日中アルバイトをして、その後に自転車で、物件を見て回ったとのこと。これなら街の写真を撮りながら自分もできると思った。

「開業前にたくさん読んだ本屋本の中で特に刺激を受けた本、不良のための読書術(ちくま書房)」
→読んで見たい本リスト行き

「開業準備の際に本屋に関する本を読んだり、各地のユニークな本屋を行脚することこうして企画書作っていった。」
「本屋をやりたいといきなり手ぶらで相談に来る人がいるがそんなときは企画書くらい作ってくるようにと言っている。商売を始めてみると周囲の環境や時代の流れ、売り上げの低迷などによって経営者は必ずといいほど迷いやブレが生じる。そのためにも原点に戻るっておくところを作っておくことが重要だそのために大事なのが企画書作りなのだ。」
→先日読んだ未来食堂の話に繋がると思った。絵が描けるくらいまで、自分のやりたいことを落とし込む。この結果企画書が書けるのだろう。

「常々商売というのは街に名刺を出して生きるようなものだと感じている。もしくは町に店の旗を立てるといってもいいかもしれない。」

「イベントの仕事をしてきたことや、イタリアでのバールや個人商店を見てきた体験から、人が集まるエネルギーを持った場の重要性を実感した。そんな場所作りが自分の居場所づくりになるのではないかと考えるに至った」
→地域のための場所作りと考えていたが、自分の居場所を作ったら、自分のような人の場所(サードプレイス)になるのではないかと思った。

「イメージ喚起力の大切さ。出来上がったときのワクワクする心踊るイメージをまずビジュアル化するように努める」「こんな場所や空間があったらいいな」というイメージ。

「企画書の重要性については先にも述べたが、まずそれのもとになる根源的なイメージが大切だということを学んだ。そんなイメージは頭の中だけでいくら考えていても生まれてこない。現場で感動するような体験からのみ生まれてくるものだと思う。ブルースリーの「燃えよドラゴン」名セリフ「Don’t think! Feel!」」
→見たい映画リスト

「本屋に関する本を片っ端から読んでいた。その中で最も印象に残っているのが晶文社の「就職しないで生きるには」
→読みたいものリスト

どんな基準で本を選んでいるか。「大人向けの考え方のヒントになる本」、「生活を愉しく豊かにしてくれる本」お客さんには新たな発見や発想の広がりを掻き立てるような本と出会ってほしいと考えている。」
→キューブリックさんのように本屋は持てないまでも、自分もこのブログからそんなことができたらいいなと考えている。

「記憶は時間の経過とは関係なく強度が大事なのだ。Facebookやツイッターなどのように流れていく情報にいくら沢山触れたところで、時間が経てば大半は忘れてしまうだろう。」
→まさにそう思う。不特定多数の大勢のタイムラインの中で瞬時に消えていくより、ほんのひとに握りの人の心に届けたい。

社会学者のレイ・オルデンバーグが提唱する「サードプレイス」
→調べて見たいリスト行き

読書会の本、志賀直哉の「剃刀」「小僧の神様」「網走まで」
→読んで見たいリスト行き

「年末最終日をビルエバンスにする」
「すっかりお気に入りのジャンルのジャズ ハンク・モブレー、リー・モーガン、ケニー・ドーハム、ウィントン・ケリー」
→聞いてみたいリスト行き

「木下 斉さんまちづくり界の風雲児」
→読んで見たいリスト行き

大井さんに取って本とは

「自身にとっての読書のイメージとして浮かぶのは食事。人生にとって食事が持ってる意味は、単なるエネルギー補給という以上にとつもなく大きい。食べやすいからといってインスタントな加工食品ばかりを食べ続けていると確実に体は弱って行く何よりも食事は1日の生活の楽しみであり味覚の発達は生活の楽しみを拡張させてくれるものである。子供の頃苦手だと思って、手を出さなかった食品で大人になって大好物になったおのもたくさんある。」

→例えがうまいっ。まさに食事、噛めば噛むほど味が出る食事もあるし、喉越しを楽しむ食事もある。当然、趣味趣向、好き嫌いもある。そして、サプリを中心に効率よく生命を維持する方法をあるかも知れない。つまり、人によっては、読まなくても影響がないもの。でも、読んだらきっといい!食事や本はそういうものだと共感。

「本は古今東西の人間の叡智や体験などが詰め込まれたパッケージだ」

→ 私は、今年43歳、恥ずかしい話だけど、6年前の2011年まで、マンガ以外読んだことかなかった。小学生の頃から、家にいるとすれば、テレビ、ゲーム、プラモ、マンガ。しかし、いま、ゲームどころかテレビすら持っていない。多分テレビを見たのは6年前。6年前から読んで感想文を書いた本は、500冊以上。一体自分に何が起きたんだろう。ここはまた考察したいと思う。でも、いますぐ確実に言えることは、本によって救われたこと、役立ったこと、考えたこと、行動したことは数知れない。今の自分は、本がなかったらいなかった。

「夜と霧」ヴィクトール・E・フランクル
読書会の本「困難な現実に直面させられた時、それを乗り越えるヒントを与えてくれると言うイミでは彼の著作は極めて実用的である。」
→読んで見たいリスト行き

–終わり–


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