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ドールヘッドメイク練習②【オリキャラ編】

前書き

前回、「私だけの表現」を探すため、レジン盛りとヘッドメイクの練習を行いましたが、結果は失敗となってしまいました。
大きな学びを得ることは出来ましたけれど……。

次の練習でどんなメイクにしようか……と考えていたら、棚の上に座るこの娘が目に入りました。

この娘の名前はリーフといいます。
私が高校生の時に考えたオリジナルキャラクターです。
彼女とは、オリキャラとして生み出して、もう二桁年の付き合いがあり、大変思い入れがあります。
私は彼女を親しみを込めて、『リーフ姉さん』なんて呼んでいます。


ドールとして制作したのは4年前……、つまりドール趣味を始めた年からです。
たしか3番目にセルフメイクした娘だったと記憶しています。
彼女は私が所有していて、現存しているドールの中では最古参です。

ボディはオビツ50のL胸、ヘッドはオビツ50-04(まふゆ)ヘッドを使用していました。

アイホールの目尻をデザインナイフでカットし、強引につり目にしています。

リーフの制作当時のことを思い出し、あの時はドールカスタムについて右も左もわからなかったなぁ……と、感慨深くなりました。

デザインシート、レジン盛り

使用するヘッドは、今回もDDH-09です。

このリーフ姉さん、サイコパスみがあるでしょ?

現在のリーフから正当進化にしたいので、ディテールは細かくしつつ、雰囲気を変えないデザインを心掛けました。

まつげの位置や本数とか、まゆげの角度、アイラインの形とか……、リーフの気の強さが表現出来たと思います。
このデザイン通りにメイクで出来るといいのですが……!

デザインが決まったら、次はレジン盛りです。
今回も花月堂様のUVレジン(https://booth.pm/ja/items/2522898)使用します。
素のDDH-09の撮影を忘れたので、前回の画像を流用してます

まぶたの窪みをレジンで埋めました。

続いて右のアイホールの下にレジン盛りしました。
レジン盛りしてない左側と見比べると、DDH-09ってアイホールの幅が結構大きいですね。

左も同じくレジン盛りしました。

レジン盛り部分をやすりで削って整えました。

リーフはチェシャ猫のように笑うイメージの娘なので、涙袋を盛り上げた感じを出したかったのですが、削りすぎてしまったかもしれません……(-∀-`; )

その後、洗浄してつや消しスプレーを噴いて下地を作って、準備完了です。

下描き、本番

次は下描きです。
今回のメイクから、新しい色鉛筆を導入しました。

その名も『STAEDTLER』の水彩色鉛筆!

ディーラー様にお伺いして教えていただきました。

すっっっごく描きやすいです……!

今まで使っていた水彩色鉛筆は、ヘッドに色があまり乗らなかったのですが、『STAEDTLER』製はしっかりくっきり色が乗りました。

今回はパステルをメイク本番前に行いました。
写真映えさせるために濃いめにつけてます。


さて、続いてメイクの本番に移るのですが、次でほぼメイクを終えた画像になります。

筆が乗って撮影する余裕がなかったのです……。
申し訳ございませんm(_ _)m

オレンジ色のライトの下で撮影したので、色合いが違って見えます(-∀-`; )

下描きがしっかり描けていたので、迷うことなく塗ることが出来ました。

ちゃいろ

実はレジン盛りしたアイホールの下部分にひびが入ってしまっていました( ;∀;)
どのタイミングでひびが入ったのかわからない…!
消しゴムで下描きを消す時に力を込めすぎたのか、アイを着けた時なのか、ヘッドに蓋を装着した時なのか……。

アイラインの色が滲んでかなり目立つので、原始的な方法ですが、肌と同じ色でひびを塗りつぶしました。

カッコ悪い…ウゥッ……

これで通常の撮影時では気付かないでしょうからOK! ということで! お許しください!!

その後は、つや消しスプレーをして、仕上げに口唇にハイグロスバーニッシュを塗りました。

アイラインはベースが焦げ茶色で、中心に光の表現として黄色のグラデーションを入れてみました。
グラデーションとアイの境目には、ホワイトのラインを入れています。

この表現をずっとやりたかった!

毛利さんのメイクにその名残があります。
今見ると、アイホールとアイとの境目ではなく、少々上にホワイトを塗ってしまってますね(-∀-`; )

今回のリーフのホワイトはちょうどいい位置に塗ることが出来ました。

大人っぽい顔立ちになりました
←4年前 今→

4年間の努力は無駄ではなかったと思っています!
亀のような歩みかもしれませんが、確実に前進してる……!

オビツ50→AZO2に外皮換装

理想のヘッドメイクが出来たので、今度はボディをリーフらしいものを用意してあげたい!と思うようになりました。

胸が大きいならお尻も大きいし、お尻から伸びる太ももだって太くてむちむち!が私の考える理想の女の子の体型像です。

しかし、今まで使用してきたオビツ50のボディは、私の想像するリーフの体型にはいささか貧相すぎました。

オビツ50ボディ
(首軸はディーラー様製のものに付け替えてます)

こちらのボディはL胸(オビツ純正品の中で一番大きい胸)に差し換えてあります。胸の大きさに対してお尻と太もものボリュームが足りないなと思ってしまいました。

私の脳内で考えが巡ります。

いっそボークスのDD(60cm)かDDP(50cm)のボディに変更しようか……、いや、せっかくオビツ50ボディがあるのだから活かしたいな……そうだ!

アゾンのAZO2外皮に換装しよう!

よい考えだ!と思いましたが、すぐにその考えは打ち砕かれてしまいました。
アゾン公式サイトや様々な通販サイトを覗いたのですが、AZO2の外皮は入手が難しいようでした。
ネットで調べて調べて落ち込んだところで、私はこのようなツイートをしました。

プロフ画像はAZO2に換装後のリーフ姉さんです
記事を書くにあたりプロフ画像変更後にスクショしました

なんの期待もせず、ただ沈んだ気持ちを吐き出したつもりでした。
しかし、そこへフォロワー様から1件のリプライが……

『ちょうどうちに要らないAZO2の上半身下半身太もも肘から下の腕ありますよ!』

なんと! お譲りいただけることになったのです!!

フォロワー様、その節は本当にありがとうございました!
この場を借りてお礼申し上げます!

こちらがお譲りいただいたAZO2の外皮です。
そして画像の左側にあるパッケージされたままのパーツは、アゾンダイレクトストアで偶然入手出来たものです。それぞれ、上腕パーツとスネパーツです。

フォロワー様からお譲りいただいたパーツだけで十分だと思っていましたが、幸運にもAZO2外皮の全てのパースを揃えることが出来てしまいました。

四苦八苦しながら、オビツ50からAZO2外皮へ換装作業をしました。
途中、火傷をしたり、指の皮が剥けたり、足の内部パーツが欠けたりアクシデントは多々ありましたが、なんとかやりきることが出来ました。

こちらがAZO2外皮に変更後の画像です。

←オビツ50 AZO2→

画像ではわかりにくい角度かもしれませんが、お腹から太ももにかけて身体の厚みが違いますね。
オビツ50ボディと比べて、AZO2はうんとグラマラス!

ん~~! い~かんじ!!
ちなみにオビツ50ではL胸が一番大きいサイズですが、AZO2のG胸はそれよりデカイ!!
そしてG胸よりさらに大きいI胸もあります。

そうそう、ハンドはボークスのDDハンドに変えました。
オビツ50のハンドでは、ヘッドの大きさに対して小さく感じてしまい違和感がありました。

実際の人間の手は、顔の半分を覆って隠せるくらいの大きさです。

DDH-09(9~10インチ)は、おそらくDD(60cm)のボディに併せるように作られているので、ヘッドのサイズが大きいです。
対してオビツ50(AZO2)ボディは、7~8インチのヘッドを想定しているのだと思います。

DDH-09には、オビツ50のハンドでは小さすぎたのだ……!

ヘッド、ボディのサイズに対して、ジャストサイズのハンドになりました。
これなら顔の半分を手で隠せそうですね!

ちなみにDDヘッドがホワイティなので、ハンドも敢えてホワイティにしております。
オビツ50ボディの腕とDDハンドでは色が浮いて見えます。

オビツ50ボディの色に合わせたければ、ノーマル肌を選んだほうが違和感のない色味になると思います。

最後に

ウィッグを少々整えて撮影してみました。

私のリーフのイメージ通りに作ることが出来ました。

どやっ

耳たぶにラインストーンをひっつき虫でくっつけて、なんちゃってピアスにしてみました( 〃▽〃)
不器用なので耳に穴を空けるのが怖かったんです……(-∀-`; )

珠玉の1枚です! お気に入り!!

今回のメイクで、ひび割れの失敗がありつつも、練習の目的であった「私だけの表現」を見つけることが出来ました。

今後、もう少し練習を続けて、このクオリティを維持して安定させたいです。
練習も兼ねて、純狐、レミリア、毛利さんのメイクをやり直す予定です。
今ならもっともっと素敵なドールに作ってあげられるはず!

そして……、実は、私の夢はドールヘッドカスタマーになるのが夢なんです。

サークルを作り、ディーラー活動をやってみたい!
そして、リーフ姉さんはこのサークルの看板娘になります!

私はヘッドメイク技術をさらに磨いて、必ずや夢を叶えてみせます!
次回は、さっそく純狐ちゃんのメイクリベンジです!

お楽しみに!

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