テキトーを重視して───────────37

そしておれは寸也斗に突き落とされた。
「おいっ!」
屋上から落ちるなんておれ、まだ試したこと無いぞ?
先のその案を実行されて悔しいまである。。。
じゃなくてっ!おれちょっとだけど高所恐怖症なんだって!
「わー。」
悲鳴を上げようとしても力のないわー。だけしか出ないし。
というか、下に人いたらその人も大丈夫なのかな?
というか落ちる速度遅くね?

””ドスッ””

鈍い音がした。
あっ、地面に着いたんだ。
おれは意識が遠のいていくことに気付いた。
「流石に、▲▲k────────────────」

「起きろ!鳳凰!」
ハッ。おれは目を覚ます。先生が前に居た。
「生きてるのが奇跡なんだからな、お前は!」
まぁね、主人公なんで★助かりましt((殴殴殴殴
いてて、病人なんだから優しくしてくれ。頬っぺた真っ赤だぞ。先生は
「まぁ、元気ならよかった。枕元にリンゴを置いといたからお腹がすいたら食べてくれ。」
と言って病室から出ていった。おれは焦って枕元を見る。
「食べ物を枕元に置くなよ。。。」
とおれは呆れた声を出した。すると、先生が出て行ったのを見計らったように
「大丈夫~?」
と呑気に、病室の扉が開けられた。
「お前が落としたんだろ!」
とおれは言う。寸也斗は
「なんのことかな~?」
とすっとぼけた。コイツ、怖い。サイコパス。

~昴の回想~
””テーテーテテーテンテテテテテンテンテンーテン(お祝いの曲)
「寸也斗様、この度はサイコパス認定証を授けます。」
そして、台に乗った寸也斗は表彰を受け取り、観客に見せる。観客は止まない拍手を送った。
「お父さん、お母さん、昴、見てる~!?」
なんでおれも入ってるんだよ!

ハッ。空想してたわ。でもホントに、こういう場面ありそう。
「おれは今サイコパス1級だけど?」
うわっ!空想じゃなかったのかい!
じゃあこれ、昔の記憶・・・・・・?
確かに、昔の寸也斗の面影があったような気がする。

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