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【自分と向き合う編】もしかして、こんな感じで自殺してしまった人もいるのかもしれない その2

長期連休取得について、あっさりOKが出た。
当社では9連休を毎年取得できるので、当然の権利ではあったが、当時のわたしには、その休みを取る事さえ、心理的ハードルが高かった。

なので、その希望が通っただけで満足していた。

転職活動について相談にのっていただいていた学生時代の先輩からは、

お前、ここまでしてんから、
絶対賃上げ交渉してこいよ?

と言われていたが、

そんな権限がその上司にないことを知っていたので、交渉はしなかった。
この事は今でも先輩との確執になっている。
、、、チキンで、すみません。

だが、無理な賃上げ交渉をしなかったおかげで、対応してくださった上司とは、上下関係がなくなった今でも良好な関係を維持できている。

何がいい方向に動くかは分からないものだ。


さて、自分で決めた日に連休を取るというのは、はじめての試みだった。

何をするかは決めていた。

とにかく知らない土地、遠くへ行く。

わたしが、当時行きたかったのは、行ったことのなかった沖縄だった。

だが、ただ沖縄ではつまらない。

石垣島にしよう。

なんか、孤島感?あるし。


主人にも一応、ついてくるか?と聞いたが、丁重にお断りされた。

枕が変わると一睡も出来ないらしい。

新婚旅行は1泊2日が限界だった(笑)。

だが、わたしが一人旅に行くのを止めることはしない。

そういう、縛り方はしないことにしている、とのことだった。

口ではそのようにいいながら、大変寂しそうな空気をおまといになるので、

わたしは、かなりの罪悪感と向き合う必要はあった。

・・・だが、行くけどな!


そうと決まれば、7月中旬。

わたしはそそくさと、ホテルや飛行機の手配を行い。

「ちょっとそこら辺の温泉でも行ってくるわ」

ぐらいのノリで、沖縄行の飛行機に飛び乗ったのであった。

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ちなみに、小心者のわたしは、飛行機は乗るまでが苦手である。

予防接種の待ち時間なみに嫌いだ。

だが、当時のわたしは、何回もの意図せぬ自殺未遂経験により、

「ええい、どうにでもなれ!」感が半端なかったので、

今までにない、悠然たる気持ちで搭乗待ち時間を過ごした。

飛行場の写真まで撮っちゃってるからね。

なんか、イケイケのOLさんみたい。

全くもってそんなキャラじゃないはずなのだが、

こうも死を実感すると、良い意味でやけくそになっていた。

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