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美しい文章や表現レッスン

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書籍や文献などで見つけた美しい文章や、遊月の表現レッスン的なエッセイ
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2024年2月の記事一覧

【七十二候】季節と言葉たち〜土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

【七十二候】季節と言葉たち〜土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)


七十二候:
第三候 「土脉潤起」
(2/19~2/23頃)

第四候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」 2/19~2/22頃
雨が降って土が湿り気を含む。
土が脈(=脉)を打ち、降っていた雪が早春の雨に変わり、大地を潤わせる頃とのこと。土の中で冬眠していた生き物が活動を始める頃でもあります。

テーマ「土脉潤起」
(エッセイ)

「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」
昨日ちょうど、

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【七十二候】季節と言葉たち〜魚上氷(うおこおりをいずる)

【七十二候】季節と言葉たち〜魚上氷(うおこおりをいずる)

七十二候:
第三候 「魚上氷」
(2/14~2/18頃)

第三候「魚上氷 (うおこおりをいずる)」 2/14~2/18頃
凍っていた川や湖の表面が割れだすようになり、水の中に棲む魚たちが少しずつ暖かさを感じ、割れた氷の下から跳びはねる頃のこと。

テーマ「魚上氷」
(エッセイ)

魚にはやってくる季節がありまして。よって「春告魚」なんて呼ばれる魚ちゃんもいるわけです。

私は小樽出身ですから、春

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【七十二候】季節と言葉たち〜東風解凍

【七十二候】季節と言葉たち〜東風解凍

かつて暦として使われていた、一年を5日ごとに72に分ける七十二候。
その名称は、気候の変化や動植物の様子が短い文で表されています。
美しい言葉なので、それをテーマに、作家の方の名文や、創作したエッセイを綴ります。

七十二候:
第一候 「東風解凍」
(2/4~2/8頃)

東風解凍(はるかぜこおりとく)とは、「東風が厚い氷を解かし始める」という意味で、春の気配が感じられる季節という意味です。

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