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古代浪漫紀行

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古墳や縄文遺跡が好きなのは、そこに生きていた人がいるから。 何を考え、どんな風に生きていたのかを想像すると、気が遠くなり、そして浪漫を感じるのです。 邪馬台国はどこなのか? 古代…
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#創作大賞2024

月子の世界の月を探す旅 1

月子の世界の月を探す旅 1

プロローグ 月子からの挨拶

わたくしはこの本の進行役の環月子(たまきつきこ)と申します。

苗字の「環」は、ぐるぐる回る、巡る、囲むなどの意味があるので、月が巡る、月に掛かる金の輪など。そんなイメージでしょうか。
「環」には他にもいくつかの意味があります。例えば古代の装身具の一種で、玉や鈴などを紐に通した腕飾りとか、弓を射るときに左のひじを覆う筒形の道具で、のちの弓籠手などの意味も持つもの、など

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