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20歳の皆さんに伝えたいこと【#聞いてよ20歳! 応募作品】

 20歳になれば、成人として、保護者の同意なく契約行為ができるようになります。

 「大人の消費者」として必要な能力を持つために、学生でも、社会人でも、どちらでもなくても、以下に挙げることができるようになっておきましょう。

・企業やお店のサイト、カタログ、案内書など、消費者向けに書かれているものを読んで理解する
・疑問点があれば、自力で企業に問い合わせをする(コールセンター・メールやチャットによる問い合わせ窓口の活用)
・ネット検索の際に、適切なキーワードを選んだり、組み合わせたりする
・自分が何を質問したいのか、どうしたいのかを相手に正確に伝えられる
(相手の業界の専門用語でなくても可)
・必要に応じて、一般向けに書かれた専門書を読む
・万が一、トラブルに遭った場合に相談できる公的機関などを知っておく、または調べる
・住所や氏名の欄に至るまで、全部の記入内容を逐一説明されなくても、その程度の記入欄は自力で記入する

 以上、未成年バイト時代や長年の社会人経験の中で、手続きを受け付けたり、問い合わせ対応をしたりしてきて、大人として身につけておいてもらいたいと感じた能力を列挙してみました。


 あとは、営業担当者などの言いなりにならない判断力をもつことと、一人で判断できない時に、適切な相手に相談できる能力や人脈をもっておくことも必要かもしれません。
 20歳になったばかりの若い人をターゲットに、詐欺や詐欺まがいの契約を持ち掛けてくる悪人も居ますので、注意が必要です。

 知識武装のために、経済誌やビジネス誌(オンライン版も可)も毛嫌いせず、たまには読んでみるといいですよ、できるだけ若いうちから。

 特に女性は「どうせ家庭に入るのだから」「嫁の貰い手がなくなる」「女はバカなほうが可愛い」などど言われ、大人の消費者として必要な能力を身につける機会すら奪われたり、奪おうとされたりすることがあります。
 でも、少し考えてみて下さい。主婦にも契約の機会はあるし、家計を預かる立場として、ただお金の計算ができるだけではいけないのです。そのような呪いの言葉は跳ね除けてしまいましょう。
 誰かに養ってもらえる立場になるかどうかや、そのような立場が続くのかどうかもわかりません。たとえ親でも、勝手にあなたの人生の行く末を決められたり、何かの能力を身につける邪魔をさせたりする必要はありません。ましてや他人であれば、そのような言葉は、全力で無視していいのです。

 他人でも身内でも、あなたが騙されるなどの不利益を被った際に、責任を取ってくれる相手ではないのなら、無責任に「あまり賢くなるな」と言う人とは、距離を置きましょう。
 もしお子さんができた場合、家庭教育の質にも影響が出てきます。



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